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[015] PhotoCD(コダック社)をCD-Rで自作する方法

2015/05/21


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マルチメディア(死語)という言葉とともに登場し、そして消えていった(?)PhotoCD。そんな誰も取り組まないと思われる、PhotoCDの作成に挑戦してみました。

PhotoCDとは?

1990年9月にイーストマン・コダック社が開発した
フィルムで撮影した写真を高解像度でCD-ROMに保存したCDのことである。

フィルムで撮影した写真を高解像度でCD-ROMに格納でき、
大量の写真や劣化させたくない大切な写真をアルバムがわりに保存できる。

さらに見るだけではなく音声も収録することができ、
画面の操作もできるので簡単なゲームも存在する。
最近はすっかり聞かれなくなった
「マルチメディア」「インタラクティブ」という言葉を良く表している。

再生できる製品にはPhotoCDプレイヤー、CD-Iプレイヤー、ゲーム機(3DO等)があり、
PCに於いてもWindows/Macintoshを問わず再生できる。
つまり、機種に依存しない「Universalな規格」といえよう。


3DOやPC-FX、オペレータによりサターンでも再生可能

PhotoCDの作成であるが、未現像または現像済みの
35mmネガ/APSフィルム/ポジフィルムを取扱店に持っていくと作成してくれる。

PhotoCD内部に格納されている画像フォーマットはPCD形式(*.PCD)であり、
1枚のディスクに最大100コマの写真(35mm)を記録することが可能となっている。

Kodak Photo CD とは?
http://e-words.jp/w/Kodak20Photo20CD.html

PhotoCD(コダック社)
http://www.kodak-diamic.co.jp/d_s/photocd/photocd.html
(リンク切れ)

PhotoCD Q&A(コダック社)
http://www.kodak-diamic.co.jp/faq/qanda.html
(リンク切れ)

PhotoCDの現状

「マルチメディア」「インタラクティブ」...このような言葉が流行したWindows3.1/95の時代。
まさにこれらに「フィット」するPhotoCDは多数が販売された。

しかし皮肉にもPCの普及により、自由に作成できないPCD形式よりも
スキャナや画像ソフト/デジタルカメラ簡単に作成できて汎用性のある
画像フォーマット(JPEG/PNG等)の方が便利であり、
また写真の世界に於いても、デジタルカメラの普及で写真の劣化を
気にすることもなくなったため、PhotoCDは廃れ、過去のもの相成ってしまった。

コダック社が規格をOpenにしていれば、JPEGやGIFに並ぶ画像形式として
今でも大いに通用していたかも知れない...

PhotoCDのファイル/ディレクトリ構成

PhotoCDは規格でファイル形式/ディレクトリ構成等が定められている。
下記に一例を示すが、PhotoCDによっては存在しないファイル/ディレクトリもある。

+--CDI
|
+--PHOTO_CD--+--IMAGES------------IMG0001.PCD....(MAX:0100.PCD)
| +--AUDIO-------------*.PCD
| +--RIGHTS------------LICENSE.TXT
| +--STARTUP.PCD
| +--OPTIONS.PCD
| +--OVERVIEW.PCD
| +--INFO.PCD
| +--PLAYLIST.PCD
|
+--PLAYER

IMG0001.PCD....(MAX:0100.PCD)
画像ファイル。最大で100枚。

LICENSE.TXT
ライセンス文書

STARTUP.PCD
再生スタート時に表示されるメッセージ(コダックのロゴであることが多い)

OVERVIEW.PCD
1/16BASEの画像インデックス

INFO.PCD
各種情報

PCDファイルとは?

複数の解像度をひとまとめにしたイメージパックという方式。
1つの画像に対して5種類の異なる解像度のデータを保持している。
これにより、WEB掲載用やPCモニター上での表示、TVでの表示、高画質プリント出力等、
使用目的にあった最適の解像度を選択することができる。

サイズ ピクセル数 使用メモリ数 用途
1/16BASE 128×192 96KB ホームページ掲載、一覧表示等
1/4BASE 256×384 384KB ホームページ掲載等
BASE 512×786 1.5MB パソコンモニタでの表示
4BASE 1024×1536 6MB ハガキサイズ程度の印刷用
16BASE 2048×3072 24MB 高画質プリント出力用(A4サイズ迄)

PhotoCDの作成

(00)準備するもの

PhotoCDにする画像(BMP,JPEG,GIF等)
PhotoCDの規定により100枚以内とすること

新規のCD-Rメディア
RWは再生機によっては読めない場合があるので注意

ImageMagick(PCDファイルの作成に使用)
ftp://ftp.simplesystems.org/pub/ImageMagick/
解像度はBASE迄だが、TV閲覧の解像度はサポートしている

PCDCREATE(INFO.PCDとOVERVIEW.PCDの作成に使用)
http://tedfelix.com/PhotoCD/pcdcreate.zip
解凍しておくこと
なお、これを使うとCD-IプレーヤやPCでは再生できるが、
KodakPhotoCDプレイヤーでは再生できない可能性が高い。

CDRWIN(PhotoCDのライティングに使用)
http://www.goldenhawk.com/
有料である
SystemID等の設定が可能な高機能ライティングソフトであれば
代用できるかもしれない

正規のPhotoCDのCDIディレクトリ内部

(01)Convert all pictures to the .pcd format

PhotoCDに収録されている画像ファイルはPCDファイル(*.pcd)であるので、
手持ちのJPEGやGIF画像はこの形式に変換する必要がある。

ここで問題となるのが、変換に使うソフトである。
PHOTOSHOP等のソフトは、PCDファイルを閲覧する(開く)ことはできるが
作成することができない。そこで役立つソフトが「ImageMagick」である。

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入手して解凍するといくつかの実行ファイル(*.exe)が見えるが、
使うのはその中の「convert.exe」である。

例えば001.bmpを001.pcdに512x768のピクセル数で変換する場合は

convert.exe -size 512x768 001.bmp 001.pcd

と実行する。

よって、事前に以下のようなbatファイルを作成しておけば一気に変換が可能となる。

convert.exe -size 512x768 bmp/001.bmp pcd/001.pcd
convert.exe -size 512x768 bmp/002.bmp pcd/002.pcd
convert.exe -size 512x768 bmp/003.bmp pcd/003.pcd
convert.exe -size 512x768 bmp/004.bmp pcd/004.pcd
convert.exe -size 512x768 bmp/005.bmp pcd/005.pcd
convert.exe -size 512x768 bmp/006.bmp pcd/006.pcd
convert.exe -size 512x768 bmp/007.bmp pcd/007.pcd
convert.exe -size 512x768 bmp/008.bmp pcd/008.pcd
convert.exe -size 512x768 bmp/009.bmp pcd/009.pcd
convert.exe -size 512x768 bmp/010.bmp pcd/010.pcd
.
.
.

(02)Rename all files so that they are named img0001.pcd,img0002.pcd,... and so on

変換したPCDファイルを「img0001.pcd」「img0002.pcd」...としてリネームする。
つまり「img+0を付加して4桁とする+.pcd」の形となっている。
これはPhotoCDの決まりである。

1つずつリネームしたりbatファイルでRENするのが面倒であれば

Frename
[http://hp.vector.co.jp/authors/VA004030/Soft/Frename.html]

を使えば、ファイル名を楽に変更することが可能。

(03)Copy all .pcd files in the data directory

(00)で入手したPCDCREATEディレクトリ内のDATAディレクトリに全てのPCDファイルを入れる。
PCDCREATEはこの中に入っているファイルを実行の対象となる。

(04)Run the batch file wmake.bat

PCDCREATEディレクトリ内にある「wmake.bat」を実行する。
これにより、PhotoCDに必要な「INFO.PCD」と「OVERVIEW.PCD」が作成される。

(05)Copy all imgXXXX.pcd files in the directory photo_cd¥images

先の決まりに従いPHOTO_CDディレクトリの中にIMAGESディレクトリを作成、
imgXXXX.pcdファイルを置く。

(06)The files overview.pcd and info.pcd must be copied in the directory photo_Cd

「PHOTO_CD」ディレクトリに(04)で作成した「overview.pcd」と「info.pcd」を置く。
加えて(00)のCDIディレクトリを用意しておく。

ここまででファイルの準備は完了。

(07)Run cdrwin

CDRWINを起動する。

(08)Choose the menu Extras

File Backup and Toolsを選択。

(09)function: ISO9660 Image File creation and burn

メニューの「ISO9660イメージの作成とCD-Rに記録」を選択。

(10)choose the directories CDI and photo_cd

ライティングするファイルとしてCDIディレクトリとPHOTO_CDディレクトリを選択。
この時、各ディレクトリをドライブのROOTに置くことが重要である。
さもなくば作成したCD-ROMのROOTにそれらが配置されない。
(CDRWINのバグか?)

(11)select pathnames and subdirectories

パスを有効、サブディレクトリを有効にする。

(12)choose an filename for the image

焼き込むファイル(ISOイメージ)を指定する。
temp.iso等でいいだろう。

(13)select Advanced options

Advanced optionsを開く。

(14)volumelabel: PCD????

ボリュームラベルをPCDXXXXのような形(PDC+4桁の数字)で指定する。
例えば作成日が9月30日なら「PCD0930」とすればよいだろう。

System ID: CD-RTOS CD-BRIDGE
SystemID欄を「CD-RTOS(半角スペース)CD-BRIDGE」とする。
全部半角文字で指定のこと。

Application: CDI/CDI_APPL.PCD;1
Application欄を「CDI/CDI_APPL.PCD;1」とする。
全部半角文字で指定のこと。

Advanced optionsを閉じる。

(15)CD Type: CDROM-XA and Track-Mode: MODE2

CD Typeを「CDROM-XA」に、Track-Modeを「MODE2」とする。
「MODE1」では動作しない。

(16)GO

STARTをクリックしてライティングを開始する。

ライティングが終了したら完成である。

作成したCDの閲覧

上記手順で作成したPhotoCDを3DOで閲覧する。

PhotoCDであることを認識し、画像を表示するが...
表示が乱れている。

画像の表示位置や色が異常であることと「STARTUP.PCD」が正常に表示されることから、
恐らくPCD変換に原因があると思われる。
解像度(BASE:512×786)周辺にも問題があるかもしれない。

そのあたりの検証を進める必要がある。

別の作成方法

今回は正規PhotoCDのCDIディレクトリを使用したが、
そのファイル自体を生成して作成する方法がある。
(cuesheetを吐き出すのでライティングソフトに読ませる方法)

この方法でのPhotoCD作成には成功したのだが、
記述には3DOやCD-Iプレーヤ、PCでは再生できないとある。
KodakPhotoCDプレイヤーでは再生できるかもしれないが...
(KodakPhotoCDプレイヤーを所持していないので確認のしようがない)

機会があればその方法を紹介したい。

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