[CD-R,DVD-R,BD-R] 太陽誘電、光ディスク事業から撤退 [2015年12月末で販売終了]
「That’s」ブランドのCD-R、DVD-Rやブルーレイディスクで知られる太陽誘電は11日、光記録メディア製品事業からの撤退を発表した。
ハードディスクドライブの大容量化やクラウドコンピューティングの普及に伴い、光記録メディア製品の市場規模は縮小を続けており、収益改善は困難な状況と判断した。
12月末をもって製品の販売を終了する予定で、事業撤退に伴う業績への影響については、現時点において軽微としている。
今後は、成長戦略の要であるスーパーハイエンド商品に経営資源を集中して事業構造を変革し、収益体質の改善に取り組むという。
関連:太陽誘電、DVDやブルーレイなど光ディスク事業から撤退 (産経)
関連:太陽誘電プレスリリース:記録製品事業からの撤退について [PDF/405KB]
太陽誘電(ユーデン)というちょっとアヤしい社名だが、CD-Rに没頭していた諸氏にとっては、思い出深い固有名詞だろう。
CD-R初期の誘電はCD-DAに向く(高音質)なメディアとして有名だった。
今はもうCDの時代ではないので、ドーデモよくなったが。
# CD-DA(44.1kHz,16bit,stereo)自体がデータ的に不足→ハイレゾに移行
SONYのCDU 948Sとかのトキねw
昔はハードディスクの容量が小さく高かったので、HDDを空けるために光学メディアに焼くことがあったが(データを逃がす)、焼いたメディアを探す必要があるので面倒であった。
そしてハードディスクの大容量化と低価格化が進み、焼く必要はなくなったのである。
ハードディスクに入れておけば、アクセスも容易だしね。
また、扱うデータ(動画など)が肥大化し、光学メディアに大して入らなくなったのもある。
# 個人的にも、メディアに焼くとユーコトがなくなった。
# 焼いたメディアは大量にあるけどw
Blu-rayの25GB(片面)とか50GB(両面)といっても、全く驚かないしね。
現在手元にある太陽誘電のメディアを探したところ、未使用のCD-Rが見つかった。
値札には、10枚パックで298円とある。
原産国は日本とあるが、既に質が落ちている時のモノだね。
まぁ、上で書いたように光学メディアが使われない状況だから、太陽誘電が撤退しても買占めは発生しないだろう。
関連:[012] CD Quality CheckでのCD-R品質チェック