[061] Ultra66(Promise)のBIOSのUpdate方法

2015年5月21日

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Ultra66とはPromiseから発売されたUltraATA66に対応したIDE増設カードです。当時はUltraATA66に対応したハードディスクが登場した頃で、マザーボードがUltraATA33までしか対応していない場合(440BXなど)に使われました。

Ultra66とは?

Ultra66とはPromiseから発売された
UltraATA66に対応したIDE増設カードである。

当時はUltraATA66に対応したハードディスクが登場した頃で、
マザーボードがUltraATA33までしか対応していない場合(440BXなど)に使われた。

UltraATA66に対応させるには、40ピン80線のフラットケーブルが必要なので
パッケージにはそれも同梱されていた。

だが、ハードディスク自体が遅かったので、
Ultra66を付けてもあまり変わらなかったような気が…

現在のBIOSヴァージョンの確認

Ultra66をPCIスロットに取り付け起動する。

M/BのBIOS画面の後にUltra66のBIOS画面が表示されるので、
その最上部に表示されるVersionとBuildを確認する。

それが「2.00 Build 18」となっていれば、
最新(2005.04.26現在)なのでUpdateする必要はない。

これよりも古い場合は、下記の手順でUpdateする。

Update用フロッピーの作成

ダウンロード(Promise)から
Ultra66の最新BIOS(Ultra66B200b18.zip)をダウンロードし、解凍する。

# 2005.04.26現在での最新バージョンは
# V2.00 b18(2000/6/1)である。

解凍すると「PTIFLASH.EXE」と「Ul200b18.BIN」と「readme.rtf」という
3つのファイルが生成される。

# BIOSファイルである「Ul200b18.BIN」の数字部分が
# 最新BIOSである「2.00 Build 18」を表している。

Win2000での起動ディスク(MS-DOS)作成方法WinXPでの起動ディスク(MS-DOS)作成方法を参考にし、
DOS起動ディスクを作成する(ファイルは「COMMAND.COM」「IO.SYS」「MSDOS.SYS」だけ)。

その中に、上記で解凍して得た「PTIFLASH.EXE」と「Ul200b18.BIN」を入れる。
(「readme.rtf」は説明書なので不要)

これでBIOSアップデート用のフロッピーの作成は完了。

Updateを行う

Ultra66をPCIスロットに取り付けるが、念のため、
そこに接続されているデバイス(ハードディスクなど)は外しておく。

作成したフロッピーから起動する。

プロンプトになったら「PTIFLASH.EXE」と入力し、「Enter」キーを押す。
暫くすると、Update Utilityが起動する。

右側メニューの「2」が
「Update BIOS From File(ファイルからBIOSをアップデート)」なので、
「2」と入力する。

BIOSファイル名の入力窓になったら、
BIOSファイルである「Ul200b18.BIN」と入力して「Enter」キーを押す。

この時「A:\」から入力しなくても良いが、
入力する場合は、英語配列になっているので、
「:」は「Shift+れ」、「\(バックスラッシュ)」は「む」で入力できる。

Updateが行われるので、この間は電源を落とさないこと。

画面に「Success」と表示されたら電源を切る。

これでUpdateは終了。

電源を入れ、Ultra66のBIOS画面で「2.00 Build 18」と
表示されればUpdateされたことになる。

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