実験器具の取扱い – 化学実験の安全

2015年6月8日

実験器具の取り扱い

ガラス器具
・温度計をかき混ぜ用途には使用しないこと。
・ガラス棒は折れやすい。固形物を崩す用途には使わない。
・ゴム栓にガラス管を通す時の事故が多発している。ガラス管は折れやすく、手に突き刺さることがある。
 厚手の手袋をはめるか布を手に巻くなどして行うこと。
 この時、ゴム栓とガラス管を持つ親指の間隔を長くしない。
 空ける穴は、ゴム栓に対してはガラス管と同じ程度、コルク栓に対してはやや小さめとする。
 穴には潤滑剤を塗り、抵抗を下げる。潤滑剤には水だけでなく、アルコールやグリセリン、トルエンなどが使用できる。
・ゴム栓からガラス管を抜く時は力任せにせず、ガラス管との隙間に潤滑剤をしみこませ、
 ゆっくりガラス管を回転させながら抜く。
 ゴム栓が固化している時はまず抜けないので、ゴム栓をナイフで切り裂く。
・ガラス器具の洗浄時に、欠けや割れに気付かず手を切ることがある。
 洗う前によく確認し、手袋を装着して洗浄する。
・ヒビのある器具は除外し、無理をして使わない。

火気の使用
・アルコールランプやガスバーナー、コンロなどの火気を使用する際には、
 周囲に可燃物がないかを確認し、十分注意すること。
 使用後は、必ず消火を確認すること。
・電気式コンロは、点火時に赤熱するとは限らないので、 点火と消火は、必ず操作盤を見て確認すること。
 点火していないからといって物を置かない。

2015年6月8日

Posted by hdd-check