[144] ICF-38(ソニーのFM/AMラジオ,米国仕様)のレビュー

2017年4月2日

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ICF-38(ソニーのFM/AMラジオ,米国仕様)を、米国にて手に入れたのでレビューする。

ICF-38(ソニーのFM/AMラジオ,米国仕様)

ICF-38(ソニーのFM/AMラジオ,米国仕様)を、米国にて手に入れたのでレビューする。

ICF-38(ソニーのFM/AMラジオ,米国仕様)
ICF-38(ソニーのFM/AMラジオ,米国仕様)

スペック(公式サイトより)

・サイズ(インチ):9.21×5.24×2.70 in
・FM周波数:87.6MHz-108MHz
・重量(オンス):29.91oz (電池込)=848g
・電池:単三×4本
・電池寿命:80時間

MADE IN CHINA(中国製)だ。

販売価格は31.49ドル
販売価格は31.49ドル

米国アマゾンでは24.99ドルなので、高いと言えば高い。

24.99ドル

日本円では約3,300円となり、日本国内だとICF-29
(実売2,500~3,000円程度)が機能的に近い(中位モデル)。

SONY FM/AMポータブルラジオ ICF-29

ICF-38は、米国仕様のFM/AMラジオであり、日本では一般には販売されていない。

というのも、日本と米国は周波数が異なるからだ。

ICF-38の受信範囲は、

FM:87.5-108MHz

AM:530-1710kHz

となっており、FMが上にズレている(日本仕様のラジオは76MHz~が多い)。

よって、周波数が87.5MHzより低い局は受信できない。

関東総合通信局管内FM放送周波数表によると、FM局のほとんどが87.5MHz以下に存在している。

つまり、日本のFM局はそのほとんどが受信できない。

逆に、受信範囲の上を見ると、108MHzと高い。

以前であれば、テレビ放送の1ch、2ch、3chが聴けただろうが、アナログ放送が終了している今、意味はない。

次にAMであるが、これは問題ない(※1)。

(※1)周波数のステップ問題(日本は9kHz,米国は10kHz)があるが、アナログチューニングなので問題ない。

周波数の上端が1710kHzと高く、海上交通情報船舶気象通報(灯台放送,1670.5kHz)が聴けるが、ICF-29も同じ範囲なので、特に優れているわけではない。

外箱には棚吊用のプラスティックが付いている。

棚吊用のプラスティック
棚吊用のプラスティック

簡単な特徴
簡単な特徴

部位図
部位図

では、開封していく。

緩衝剤(プチプチ)に包まれている
緩衝剤(プチプチ)に包まれている

取り出した本体
取り出した本体

ICF-38本体
ICF-38本体

まずは前面から。

持手がある
持手がある

SONYロゴ
SONYロゴ

FM/AM 2BAND RADIO ICF-38
FM/AM 2BAND RADIO ICF-38

FM(上)とAM(下)のインジケーター
FM(上)とAM(下)のインジケーター

FM/AM切り替えスイッチ
FM/AM切り替えスイッチ

チューニングランプ(同調ランプ)
チューニングランプ(同調ランプ)

スピーカー部
スピーカー部

写真でも分かるが、スピーカーは向かって右側の一部。

スピーカーのサイズは直径9.2cmで、据置型ラジオとしては大きめ。

ICF-29は直径7.7cm、ICF-801は直径10.2cmである。

次に上面。

上面
上面

FMアンテナ
FMアンテナ

FMアンテナはFM時にのみ使用する。

電源スイッチ
電源スイッチ

電源スイッチはスライド式であるが、ICF-801のようなプッシュ型にしてほしかった。

スライド式は、電源ON/OFF時に本体が動いてしまうことがあるからだ。

まぁ、ICF-801は上位モデル(実売五千円程度)なので、仕方がないが…

SONY FM/AMポータブルラジオ ICF-801

なお、ICF-801日本製(十和田オーディオの製造)である。

次に裏面。

裏面
裏面

AC:120V~60Hz 4W、DC:6V SIZE AA R6×4
AC:120V~60Hz 4W、DC:6V SIZE AA R6×4

ICF-38はコンセント(電灯線)でも電池でも動く。

電灯線での使用は120Vとあるが、日本国内での使用(100V)でも問題なく動いた。

右側のカバーを開けると、上部に電池ケース、下部に電源ケーブルが収納されている。

上部に電池ケース、下部に電源ケーブル
上部に電池ケース、下部に電源ケーブル

電源ケーブルは本体につながっており取り外しはできない。

カバーの左側に穴があり、電源ケーブルを引き出した状態で使用可能。

電源ケーブルを引き出した状態で使用可能
電源ケーブルを引き出した状態で使用可能

電池での使用等、電源ケーブルを使用しない場合は、ケーブルをカバー内部に格納できる。

このケーブル格納が、SONYの日本国内販売の中位モデル(ICF-29等)には見られない特徴だ。

カバー裏面には、電池押さえのスポンジが付いている。

電池押さえのスポンジ
電池押さえのスポンジ

注意すべきことは、コンセントの端子の二本のサイズが異なるということだ。

手前側が大きい
手前側が大きい

よって、コンセントの形状によっては、大きい方が挿さらないことがある。

これには挿さるが
これには挿さるが

これには挿さらない
これには挿さらない

電池での使用は、単三乾電池4本を入れる。

単三乾電池4本
単三乾電池4本

電池寿命は、アルカリ乾電池で74時間(FM)、82時間(AM)、マンガン乾電池で28時間(FM)、30時間(AM)となっている(JEITA)。

次に、側面。

側面
側面

上から、

チューニングダイヤル
チューニングダイヤル

音質切替(高/低)
音質切替スイッチ(HIGH/LOW)

音質切替スイッチは、SONYの日本国内販売の中位モデル(SONY FM/AMポータブルラジオ ICF-29等)には見られない。

音楽時はHIGH、ニュース等トーク時はLOWにするとよい。

確かにLOWにすると落ち着いた音になるのだが、Panasonicの音質切替スイッチ付きモデル(RF-2400A等)ほど、音質の変化は感じられない。

—–

RF-2400
RF-2400(Panasonic)

音質切替(音楽/ニュース)
音質切替(音楽/ニュース)

パナソニック FM/AM 2バンドラジオ シルバー RF-2400A-S

—–

ボリューム(音量)
ボリューム(音量)

イヤホン端子
イヤホン端子

イヤホンは付属しない。

次、底面。

足はあるが、ゴム足ではない
足はあるが、ゴム足ではない

付属品は、説明書(兼保証書)の紙が1枚のみ。

説明書
説明書

説明書

説明書

保証書(米国限定)
保証書(米国限定)

ただのラジオなので、説明書を読む必要はないだろう。

関連:ICF-38(ソニーのFM/AMラジオ,米国仕様)のレビュー

関連:ICF-38(SONY,米国仕様)で灯台放送(船舶気象通報,1670.5kHz)を聴く

関連:ICF-38(米国仕様のFM/AMラジオ)とICF-801のフェライトバーアンテナの長さ

更新履歴

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