目玉クリップで外部アンテナ(FM,短波用)を接続する方法 100円ショップ(ダイソー)の利用

FMや短波ラジオに外部アンテナを接続しようにも、ムァヌィアックなラジオでない限り、外部アンテナ端子がないことが多い。

その場合は、ロッドアンテナに巻けばいい。

が、巻いただけではトレてしまうので、クリップで挟むのが確実。

クリップは、電子工作用のミノムシクリップでいいのだが、ミノムシクリップの先が細いので挟みにくく、細いのでロッドアンテナが凹むこともある。

ミノムシクリップとアンテナ

関連:カラーワイヤー(被覆針金)による簡易アンテナ ER-C57WR(ELPA,朝日電器)

この用途では、事務用の目玉クリップが適する。

目玉クリップ

目玉クリップの曲線が、ロッドアンテナのROUNDにフィットするのね。

ロッドアンテナのROUNDにフィット

大きすぎる目玉クリップだとスカスカで電気的に接触しないので、小さい目玉クリップがよい。

100円ショップのダイソーでは、目玉クリップ(豆)がベスト。

目玉クリップ(豆)_ダイソー

D137 クリップ No.411

「小」よりもさらに小さいヤツね。

14個入りなので、数としては十分だろう。

同じくダイソーで売られているカラーワイヤーの端を剥き、目玉クリップのアナにハンダづけする。

カラーワイヤー

カラーワイヤーは太さ1.6mmのモノがいいだろう。

ハンダごてもハンダも、ダイソーに売られている。

ハンダごて(ダイソー)

関連:ダイソーでハンダごて(30W:400円)とハンダ(電子工作用:100円)を入手 – [20W:400円,30W:400円,40W:500円]

カラーワイヤーはビニールを剥いても、内部の鉄の表面に黒いコーティングがあるので、これを削らないとハンダが乗らない。

カラーワイヤー

コーティングはヤスリで削って除去するが、これもダイソーに売られている。

ヤスリ_ダイソー

コーティングをヤスリで除去し、目玉クリップのアナに刺してヒネり、ラジオペンチで締めて固定、ハンダづけする。

目玉クリップをハンダづけ

ラジオペンチもダイソーに売られている。

ラジオペンチ_ダイソー

ハンダづけしたら、通電しているか、必ずテスターで確認しよう。

通電確認モードにし、テスターの端を両端に接触させて「ピー」と音がしたらOK。

テスターはダイソーにはない…か。

目玉クリップ側はニッケルメッキなので、メッキ除去は不要だ(ハンダも乗るし、通電もする)。

この際、先に収縮チューブを入れておけば、ヒネったトコロが隠せてかつ安全だ。

収縮チューブ

収縮チューブは加熱すると縮むので、ライターでの加熱でもいいが、ススで黒くなってしまうので、半田ごての接触でもいい。

ヤリ杉流とチューブが溶けてしまうので、加減して。

収縮チューブ(配線カバー)もダイソーに売られている。

収縮チューブ_ダイソー

こうして作った接続部は、ミノムシクリップに比べ横に長いので、棒状のロッドアンテナを挟むのに最適。

ラジオによっては、ロッドアンテナを格納した状態でも挟める。

ER-C57WR
ER-C57WRと目玉クリップ

SRW-810
SRW-810と目玉クリップ

なお、AM(MW,中波)はロッドアンテナではなく内蔵のフェライトバーアンテナを使うので、この方法での外部アンテナ接続は使えない。

中波は周波数が低い(波長が長い)ので、FMや短波のような簡単なアンテナも使えないしね。

AN-200のようなループアンテナを入手し、ラジオと並べて置き、電磁結合で受信しよう。

電子パーツ屋に行けば大量のパーツが売られているが、100円ショップでもある程度は揃う(SORROW)。

また、そのままでは使えないものでも、加工することで使えるようになるものもある。

電線は売られていないが、LANケーブルやモノラルイヤホンをバラすなどでも得られる。

モノラルイヤホンは5m品があるので、FM用のアンテナケーブルになるだろう。

が、上記のシナモノが全てダイソーの店舗にあるワケではないので注意。

大きな店舗でしか置かれていないモノもあれば、扱いが終了したシナモノもアロー(ARROW)。

実は、ミノムシクリップ(ワニ口クリップ)もダイソーにあるのだが、現在入手可能かは不明。

ミノムシクリップ_ダイソー

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