ファイタースティック(ASC-0602C,Fighter Stick X,セガサターン用のスティック)のレビュー

セガサターン用のスティックである、Fighter Stick X。

Fighter Stick X(ASC-0602C)

サターンにはKOFをはじめとする格闘ゲームが多数出ており、比較的優秀な標準コントローラーでもプレイはできるが、やはりスティックは欲しい。

セガから出ていた灰色のバーチャスティック(HSS-104)は、悲惨杉手ツカイモノにナラナイ。

ゲーム屋がなんでアンナン出すのか、ワケがわからない。

後で出たはマシだったが、スティックのアソヴィが大きかった記憶がある。
白色のバーチャスティック(HSS-0136)
# アソヴィが大きい=大きく動かす必要がある

セガ以外からもスティックが出ており、有名なのが、ホリのファイティングスティック

プレステにも同じモノが出ていたね。

そして、アスキーからもスティックが出ていて、それが、今回のFighter Stick Xである。

Fighter Stick X(ASC-0602C)

型式は、ASC-0602C、中国製。

型式(ASC-0602C)

表面には筋(スディ)や穴(アヌァ)があって、●●などのゴミがたまる。

筋や穴(ASC-0602C)

手で触れるスティックに凹を設けるとは、イッタイ何を考えているのかね?

ボタンの配置は、以下の通り。

ボタンの配置(ASC-0602C)

ストIIなどの格闘ゲームでは、

X,Y,Z=弱P,中P,強P
A,B,C=弱K,中K,強K

なのだが、こんな配置では上段右端のRを押してしまうことになる。

ナンチュウ配置だ!

セガの灰色のバーチャスティック(HSS-104)も似たような配置なので、ソレに合わせたのだろうか。

サターン バーチャスティック

↑LとRが青いボタンとなっていて、左右の端にあるのが分かるだろう。

ホリのファイティングスティックは、以下のようにLとRが共に左にあるので、まだマシ。

ファイティングスティック セガサターン

セガの白色のバーチャスティック(HSS-0136)は、左右に分かれているが、

バーチャスティック(ホワイト)

↑ともに下端なので、まぁ何とかなる。

まぁ、ソンナコンナで、強Pを出そうとしてRボタンを押してしまうシロモノである。

ゲーム内のキーコンフィグで、Rを強Pに割り当てることで、コノ問題を回避できる?

スパIIX(ASC-0602C)

# 強Pが2ボタン存在するコトになるけど。

キーにPKGとあるのは、バーチャファイター用ね。

ボタンの配置(ASC-0602C)

P:パンチ、K:キック、G:ガードというコトだ。

ハードに使ってると、このPKGが摩擦で消えるのねw

サターンにセレクトボタンはないので、スタートボタンのみである。

# セレクトボタン=挑発ができないとか

天面は手前に傾斜しており、結果としてボタンの高さが高く、押しにくい。

ボタンの高さが高い(ASC-0602C)

スティックのアソビは少ないのはいいが、スイッチの質が悪く、クァチャクァチャという貧素な金属音がする。

コノ金属音は、スイッチとスティックの軸の間にある金属板によるものなのでドーシヨーモナイ。

長年使っていないと、スティックを動かした時にガサガサする感じがあるので、手を入れよう。

まず、底面を外す。

プラスドライバーで開けられるが、右上の一箇所はゴム足で隠れているので注意。

ゴム足(ASC-0602C)

鉄製の底板を外したところ。

内部(ASC-0602C)

重量の大半はコノ鉄板の重さなので、外すと軽く、スカスカだ。

軸とスイッチが触れる部分にグリスを塗布するか、シリコンスプレーを少しかけるとよくなる(自己責任で)。

軸とスイッチが触れる部分(ASC-0602C)

シリコンスプレーとは、潤滑剤ね。

シリコンスプレー(ASC-0602C)

シリコンスプレーKURE5-56に似ているが全く別物なので注意!

KURE5-56はプラスティックをオカすので、使用してはならない。

シリコンスプレーは、一本持っておくと便利。

トビラの蝶番(チョウツガイ)に吹けば、ウゴキがスムーズになる。

大量に塗布することはないので、一本あると長く使えるよ。

KURE [ 呉工業 ] シリコンスプレ- (420ml) 潤滑・離系剤 [ 品番 ] 1046 [HTRC2.1]

開けたついでに、ボタン側も見てみよう。

灰色のパーツはボタン側の基板にネジ止めされているが、スティック側では何も止まっていない。

スティック側(ASC-0602C)

スティック側にノヴィテいるが、ただ乗せられているだけで、固定もされていない。

スティック側にノヴァス意味あるんでしょうかね、コレ。

# 鉄板とのスキマを埋めるモキテキ?

灰色のパーツを止めているネジ3本を外し、さらに基板を止めているネジ3本を外す。

すると、ボタン部分が外れる。

ボタン部分(ASC-0602C)

ボタンは組み込まれていて外せないかと思われたが、引き上げると容易に外れる。

ボタン部分除去後(ASC-0602C)

だが、これ以上は外せないようだ。

ボタン押し下げ時に引っかかりがあるようなら、ボタン除去後の内部にシリコンスプレーを少しかける(自己責任で)。

大量に吹いてしまうと、スイッチが利かなくなるかもョ?

コノ機に、上面カバーのボタン枠を掃除したりしよう。

一通り終えたら、鉄板を締めて終了。

閉じる際のネジ止めは、一度反対側(緩む側)に回し、ネジが落ちるトコロで締めを開始しよう。

受けは弱いプラなので、二重にネジを切ってしまい、ヴァカにナッチマウのを避けるためだ。

また、キツくシメるのは厳禁。

プラは容易にワレるよ。

プラは容易にワレる(ASC-0602C)

なお、Fighter Stick XはストリートファイターZERO2向けとして、白色モデルが出ていたが、色や付属品以外は同じ。

てか、ZERO2をウタウなら、LとRを何とかした上でダセよ。

黒い方が、ヨゴレが目立たないし、変色も気付きにくいので、黒の方がエエ?

次世代機関連の周辺機器は、灰色スティックのようなゴムィは別として、オクでも潤沢ではない。

ソフマップなどの中古屋も、サターンレヴェルはもう扱っていないし、オールドゲーム専門屋は高いし、思ったほど在庫はない。

イッタイ、ドコにイッチマッタンダ?

ゴムィとしてハイキされたのか、外国勢力が国外に持ち出したのか。

ソフトも同様であり、相当出たであろう初代ZEROなどは、オクにも専門屋にも、意外と少ない。

数十円にしかならんから、出品していないだけなのかも。

サターンの登場から、すでに20年以上が経過している。

持っていてもウゴかなくなっているオソレがあるので、所有者は動作チェックを。

本体内のバックアップデータは、ボタン電池が切れると消えるという、危険杉流仕様。

重要データは、パワーメモリーにコピーしておこう。

パワーメモリーは、バッテリーナシで不揮発性、消える心配はない。

といっても、接触悪杉でゴチャゴチャ挿し直してるとデータが破損するリスクwwwww

関連:HKT-7300(ドリームキャスト専用 アーケードスティック)の問題点

関連:FZ-JS1(3DO用のデジタルスティックコントローラー)のレビュー

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