[120] Cドライブを空けるために、pagefile.sysとhiberfil.sysを削除する(Windows7)

2015年5月21日

当サイトには広告が含まれています。

Cドライブを空けるために、pagefile.sysとhiberfil.sysを削除する(Windows7)

pagefile.sysとhiberfil.sys

Cドライブ(起動ドライブ)にSSDを使っている場合、SSDはHDDに比べ容量が小さいので、不要なファイルは極力消し、空き容量を確保しておきたい。

まずは、隠されているファイルを見えるようにする必要がある。

フォルダオプションにある、

隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する

にチェックを入れ、

保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)

のチェックを外す(つまり、表示させる)。

「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れる
「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れる

「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外す
「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外す

その状態でCドライブ直下を見てみると、pagefile.sysとhiberfil.sysという二つの巨大ファイルがある。

これら2ファイルはシステム(Windows)が生成しているものであるが、必要でなければなくても構わない。

しかし、以下のように、エクスプローラー上では削除することはできない。

使用中のファイルとして削除できない
使用中のファイルとして削除できない

削除は、以下の手順で行う。

pagefile.sys

pagefile.sysはページングファイル(仮想メモリ)である。

メモリが使用され、空きが不足した時に、HDDやSSDに一部を逃がすために確保されているが、
メモリをふんだんに積んでいる場合、メモリを使い果たすことはないので、pagefile.sysは不要となる。

pagefile.sysは、システムの詳細設定→詳細設定タブ→パフォーマンス→詳細設定→仮想メモリと進み、
「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外し、
「ページングファイルなし」にチェックを入れ、右隣の「設定」をクリックすれば、消すことができる。

ページングファイルなし
ページングファイルなし

以下のような注意が出るが、

続行しますか?

「はい」とする。

これは、WindowsXPでも同じである。

WindowsXPでの仮想メモリ設定画面
WindowsXPでの仮想メモリ設定画面

「設定」をクリックせずに「OK」を押してしまうミスがよくあるので注意。

hiberfil.sys

hiberfil.sysは休止状態にするためのファイルである。

休止状態とは、メモリの中にある起動状態を、HDDやSSDに記録し待機、復帰指示が出ればそれをメモリに書き戻し、復帰する機能。

メモリの状態を記録するので、hiberfil.sysのサイズはメモリに比例して大きくなる。
OSにもよるが、搭載メモリと同等か、1.5倍程度とのこと。

今回のマシン(Windows7 Professional 64bit)では、搭載メモリ8GBに対し、hiberfil.sysは6GBであった。

この休止状態が不要であれば、hiberfil.sysも不要である。

コマンドプロンプトを管理者として実行、

powercfg -h off

と打てばよい。

Admin権限のUserであっても「管理者として実行」しなければならないので注意だ。

実行後、何もメッセージは出ないが、Cドライブの直下にあったhiberfil.sysが消えている。

実行前
実行前(hiberfil.sysがある)

実行後
実行後(hiberfil.sysが消えた)

逆に戻すなら、

powercfg -h on

だ。

WindowsXPでは、電源オプションのプロパティにある「休止状態を有効にする」のチェックを外せば簡単に消すことができた。

「休止状態を有効にする」のチェックを外す
「休止状態を有効にする」のチェックを外す

だが、Windows7にはその画面がないため、このようにコマンドプロンプトを使用しなければならない。

過去にできたものを、後にできなくするのは困る。

更新履歴