[113] 金環日食(2012年5月21日)の撮影 α700(DSLR-A700) 70-300mm F4.5-5.6 G SSM(SAL70300G)

2015年5月21日

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金環日食(2012年5月21日)をα700(DSLR-A700) と 70-300mm F4.5-5.6 G SSM(SAL70300G)で撮影しました。

金環日食(2012年5月21日)の前日にカメラ逝く

金環日食前日のカメラチェック中にカメラが逝ってしまったので、どうするか…

既に前日の晩であり、金環日食は朝だ。
新しいカメラを入手するにも、間に合わない。

他社のカメラもあるが、それに合うレンズが200mm(35mm換算で300mm)までということと、
準備していた太陽撮影用フィルターの径の問題から、劣ってしまう。

ということで、急遽「隠居」していたα700(DSLR-A700)を復帰させた。

α700(DSLR-A700)

逝ったα55(SLT-A55V)と同じソニーAマウントなので、70-300mm F4.5-5.6 G SSM (SAL70300G)も問題なく付く。

α55とは違い、SAL70300GのSSM(スーパーソニック・ウェーブ・モーター、超音波モーター)に
最適化されていないのでAF速度は遅くなるが、相手は太陽である。
MFで撮ってもいいし、問題はないだろう。

ただ、α700にはライブビューがなく、かつバリアングルモニターでもないため、
MFでピントを合わすには、ファインダーを覗くしかない。

ライブビューがないということは、フィルターを通すとはいえ、太陽光を直接見るに近い。

バリアングルモニターがないということは、ファインダーを覗くしかなく、
(金環日食は午前7時半前後なので太陽高度は低いが)体勢的にキツいかもしれない。

撮影には三脚を使用、ブレ防止のため、レリーズケーブルも使用。

α700には、シャッターボタンを押した後、2秒後にシャッターが切れるモードがあるが、
それではテンポよく撮影ができないので、レリーズケーブルを使用した。

α700(DSLR-A700)での金環日食の撮影

欠けはじめは雲があったが、その後晴れてきた。

午前7時6分 シャッタースピード:1/500 絞り:F8 ISO:オート
午前7時6分
シャッタースピード:1/500 絞り:F8 ISO:100

午前7時26分 シャッタースピード:1/320 絞り:F8 ISO:オート
午前7時26分
シャッタースピード:1/320 絞り:F8 ISO:100

ホワイトバランスはオートで撮影したが、掲載にあたっては「日陰」としてある(理由は後述)。

金環日食

いよいよ金環日食である。

午前7時28分 シャッタースピード:1/320 絞り:F8 ISO:オート
午前7時28分
シャッタースピード:1/320 絞り:F8 ISO:100

撮影場所は中心食帯(金環日食帯)の内側であり金環日食を撮影することができたが、食帯の中央ではないので、太陽の中心に月の中心は来ない。

太陽撮影のホワイトバランス

太陽撮影時のホワイトバランスはオートにしたのだが、オートのままでは

ホワイトバランス:オート
ホワイトバランス:オート

のような白色になってしまい、太陽の雰囲気が出ない。

よって、この掲載はホワイトバランスを「日陰」としている。

ホワイトバランス:日陰
ホワイトバランス:日陰

これで、太陽の雰囲気が出た。

RAWで撮影していたので、現像時にホワイトバランスを変えることができる。

Image Data Converter

Image Data Converter(Sonyαに付属する現像ソフト)では、画面の右側にホワイトバランスを変える部分がある。

次回の太陽撮影

さて、今回使用した太陽撮影セット(仮称)だが、今回で御役御免ではなく、2012年6月6日の金星日面通過でも使用できる。

しかし、このα700、撮影には成功したものの、大変なことになっていた…

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