[084] CedarMill Celeron(NetBurst世代最後のCeleron)

2016年7月14日

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CeleronD 347はCedarMillコアのCeleronであり、NetBurst世代最後のCeleronの中の一つです。

CedarMill Celeron

Prescott Celeronのプロセスルールは90nmでしたが、CedarMill(シダーミル) Celeronは65nmとなっており、さらにL2キャッシュも256KB→512KBへと倍増しています。

CeleronD 347

ここではCedarMill Celeronの内のCeleronD 347を取り上げます。

CeleronD 347の仕様

CeleronD 347

S-Spec:SL9KN
コードネーム:CedarMill
プロセスルール:65nm
プロセッサ名:CeleronD 347
クロック周波数:3.06GHz(133×23)
ソケット形状:LGA775
システムバス:533MHz
二次キャッシュ:512KB
TDP:65W
コア数:1

このSL9KN、インテルの資料であるIntel CeleronD Processor 300 Sequence Specification Update: On 65nm Processには掲載されていません(3.06GHzはSL9XUなら載っている)。

ステッピングの変更

ステッピング:C-1→D-0
TDP:86W→65W
外観としては底面のキャパシタ配置の変更とヒートスプレッダ上の表記に変更。

Intel、Celeron Dの一部のTDPを65Wに引き下げ

上で載せた2つのCeleronD 347は、ヒートスプレッダ上の表記から、両方ともD-0ステッピングということになります。

NetBurst世代最後のCeleron

PrescottはPentium4もCeleronも発熱が大きく冷却に気を使いましたが、CedarMillは発熱が抑えられ、扱いやすくなっています。

ただ、CedarMillは、出回っていた期間が短いため、Pentium4、Celeronとも入手が困難です。

Coreが載らないマザーボードをお使いで、PrescottやPentiumD(SmithfieldPresler)の発熱にうんざりしている方にはオススメのCPUなのですが…

このCedarMill CeleronがNetBurst世代最後のCeleronであり、Core世代のCeleronへと移っていきます。

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