[059] PowerMaxでのMaxtor製HDD診断方法(CD-ROM版)

2015年5月21日

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PowerMaxで、Maxtor製HDDの診断、物理フォーマットができます。起動CD-ROMを作成して実行します。ツールは英語ですが、その使い方を日本語と写真で解説します。

FDDがないパソコンでPowermaxを実行する

HGSTのFeatureToolやMaxtorのPowermaxなど、ハードディスク関連ツールは、
元々起動FD(フロッピー)を作成し、そこから起動して実行するものでした。

しかし、最近はノートパソコンなどを中心に、
FDD(フロッピーディスクドライブ)を搭載していないパソコンも増えてきているため、
CD-ROMから実行することができるファイルが配布されています。

MaxtorもCD-ROM版のPowermaxを用意しています。
これで起動CD-ROMを作成すれば、FDDのないパソコンでもHDDの診断ができます。

起動CD-ROM作成用のPowermaxを入手する

ハードディスク関連ツール一覧からPowermaxへのリンクを辿ります。

ダウンロードするファイルをプルダウンメニューで選択しますが、
「Powermax」とあるのがフロッピー版、
「Powermax 4.21 Bootable CD .ISO image file」とあるのが起動CD-ROM版です。

今回は起動CD-ROMを作成しますので、
「Powermax 4.21 Bootable CD .ISO image file」を選択してください。

選択しますと、下記のような画面となりますので、上部にある
「Download PowerMax 4.21 Bootable CD .ISO image file」
をクリックしてください。
(この画面で下にスクロールしてもダウンロードできません)

ライセンス同意書が表示されますので、同意するのであれば
最下部の「I Agree(同意します)」をクリックしてください。

クリックすると「PwrMaxEn.iso」というファイルがダウンロードされます。

2MBもありませんので、ダウンロードには時間は掛かりません。

これで起動CD-ROM作成用のPowermaxの入手は完了です。

起動CD-ROMを作成する

ファイルを入手しただけでは、Powermaxを実行することはできません。
ファイルをCD-Rに焼き、起動CD-ROMを作成する必要があります。

未使用のCD-R(またはCD-RW)を1枚用意し、書き込みドライブに入れ、
お手持ちのライティングソフトを立上げます。

以下では「B’s Recorder GOLD5」を例に説明します。

単純にファイルを焼くだけではファイルの入ったCD-Rとなるだけで起動できませんので、
起動イメージとして焼く必要があります。

「編集>登録>トラック」と選択します。

「トラックの追加」で「ファイルの種類」を「全てのファイル」とし、
上記で手に入れた「PwrMaxEn.iso」を選択します。

「全てのファイル」としないと「PwrMaxEn.iso」が見えません。

CDへ書き込みます。
ベリファイとコンペアにはチェックを入れなくても構いません。

書き込みが終わり、ベリファイとコンペアが進みます。

書き込みが終了しました。

一旦トレイが開きますので、閉めてから読み取り、
正常に書き込まれているかを確認します。

以下の2つのファイルが作成されているはずです。

CD-ROMのプロパティーを見ると、1.78MBが使用されています。
これは上で得た「PwrMaxEn.iso」のサイズとほぼ同じです。

これで起動CD-ROMの作成は完了です。
ラベル面に「Powermax 4.21 Bootable CD」と書いておくと良いでしょう。

起動CD-ROMからPowermaxを実行する

作成した起動CD-ROMをトレイに入れ、パソコンの電源を入れます。
CD-ROMの起動順位がハードディスクよりも上位(先)にあれば、
ハードディスクではなくCD-ROMから起動できるはずです。

起動順位はBIOSにて変更できますので、予め変更しておきましょう。

以後の操作に関しては
PowerMaxでのMaxtor製HDD診断方法(FD版)
を参考にしてください。

注意点

全てのドライブでCD-RやCD-RWが読み取れるわけではありません。
お持ちのドライブが作成したメディアを認識できるか、確認しておきましょう。

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