[059] PowerMaxでのMaxtor製HDD診断方法(CD-ROM版)
PowerMaxで、Maxtor製HDDの診断、物理フォーマットができます。起動CD-ROMを作成して実行します。ツールは英語ですが、その使い方を日本語と写真で解説します。
FDDがないパソコンでPowermaxを実行する
HGSTのFeatureToolやMaxtorのPowermaxなど、ハードディスク関連ツールは、
元々起動FD(フロッピー)を作成し、そこから起動して実行するものでした。
しかし、最近はノートパソコンなどを中心に、
FDD(フロッピーディスクドライブ)を搭載していないパソコンも増えてきているため、
CD-ROMから実行することができるファイルが配布されています。
MaxtorもCD-ROM版のPowermaxを用意しています。
これで起動CD-ROMを作成すれば、FDDのないパソコンでもHDDの診断ができます。
起動CD-ROM作成用のPowermaxを入手する
ハードディスク関連ツール一覧からPowermaxへのリンクを辿ります。
ダウンロードするファイルをプルダウンメニューで選択しますが、
「Powermax」とあるのがフロッピー版、
「Powermax 4.21 Bootable CD .ISO image file」とあるのが起動CD-ROM版です。
今回は起動CD-ROMを作成しますので、
「Powermax 4.21 Bootable CD .ISO image file」を選択してください。
選択しますと、下記のような画面となりますので、上部にある
「Download PowerMax 4.21 Bootable CD .ISO image file」
をクリックしてください。
(この画面で下にスクロールしてもダウンロードできません)
ライセンス同意書が表示されますので、同意するのであれば
最下部の「I Agree(同意します)」をクリックしてください。
クリックすると「PwrMaxEn.iso」というファイルがダウンロードされます。
2MBもありませんので、ダウンロードには時間は掛かりません。
これで起動CD-ROM作成用のPowermaxの入手は完了です。
起動CD-ROMを作成する
ファイルを入手しただけでは、Powermaxを実行することはできません。
ファイルをCD-Rに焼き、起動CD-ROMを作成する必要があります。
未使用のCD-R(またはCD-RW)を1枚用意し、書き込みドライブに入れ、
お手持ちのライティングソフトを立上げます。
以下では「B’s Recorder GOLD5」を例に説明します。
単純にファイルを焼くだけではファイルの入ったCD-Rとなるだけで起動できませんので、
起動イメージとして焼く必要があります。
「編集>登録>トラック」と選択します。
「トラックの追加」で「ファイルの種類」を「全てのファイル」とし、
上記で手に入れた「PwrMaxEn.iso」を選択します。
「全てのファイル」としないと「PwrMaxEn.iso」が見えません。
CDへ書き込みます。
ベリファイとコンペアにはチェックを入れなくても構いません。
書き込みが終わり、ベリファイとコンペアが進みます。
書き込みが終了しました。
一旦トレイが開きますので、閉めてから読み取り、
正常に書き込まれているかを確認します。
以下の2つのファイルが作成されているはずです。
CD-ROMのプロパティーを見ると、1.78MBが使用されています。
これは上で得た「PwrMaxEn.iso」のサイズとほぼ同じです。
これで起動CD-ROMの作成は完了です。
ラベル面に「Powermax 4.21 Bootable CD」と書いておくと良いでしょう。
起動CD-ROMからPowermaxを実行する
作成した起動CD-ROMをトレイに入れ、パソコンの電源を入れます。
CD-ROMの起動順位がハードディスクよりも上位(先)にあれば、
ハードディスクではなくCD-ROMから起動できるはずです。
起動順位はBIOSにて変更できますので、予め変更しておきましょう。
以後の操作に関しては
PowerMaxでのMaxtor製HDD診断方法(FD版)
を参考にしてください。
注意点
全てのドライブでCD-RやCD-RWが読み取れるわけではありません。
お持ちのドライブが作成したメディアを認識できるか、確認しておきましょう。
更新履歴
- 2005/04 作成、公開