[045] 中国語(簡体字/繁体字)入力の方法

2015年5月21日

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中国語(簡体字/繁体時)の入力をWindows上で行います。そのままでは入力できないので、入力システムを入れる必要があります。

中国語の入力に関して

日本語のWindowsでは、デフォルト(標準状態)では中国語の入力ができません。
中国語の入力システム(フォント等)を組み込む必要があります。

以下はWindows2000の場合です(XPでは画面が異なります)。

中国語入力システムの組み込み

まず、コントロールパネルにある「地域のオプション(地球のアイコン)」を選択。
「システムの言語設定」で「簡体字中国語」にチェックが入っていなければ、チェックを入れます。
(必要であれば繁体字中国語も)

入れた覚えがないのにチェックが入っている場合がありますが、
それは以前に中国語のサイトを見るなどした時にインストールしたためです。

チェックして「適用」をクリックすると、再起動しますかどうかを聞かれますが、
再起動しなくても大丈夫です。

この段階で、中国語のフォントがインストールされますが、
WindowsのセットアップCDが求められることがあります。

中国語のフォントとしては、SimSunやSimHei等、複数がインストールされます。

これだけでは中国語の表示ができるようになっただけで、入力はできません。
引き続いて入力システムをインストールする必要があります。

「入力ロケール」タブをクリックします。

上部にある「インストールされている入力ロケール」には日本語しかないと思いますが、
ここで「追加」をクリックし

入力ロケール:「中国語(中国)」
キーボードレイアウト/入力システム:「中国語(簡体字) – MS-PinYin98」

を選択し「OK」をクリックします。

さらに「入力ロケール」の下部にある「ホットキー」の
「キーシーケンスの変更」をクリックし、
「キーシーケンスを有効にする」にチェックを入れ、
Ctrl(or左Alt)にチェックを入れ「OK」をクリックします。

これで「Ctrl(or左Alt)を押しながらShiftを押す」ことで、
日本語⇔中国語を切り替えることができます。
(私は「左Alt+Shift」としていますので、以後はそれで進めます)

実際に入力してみる

MicrosoftのWordなど、中国語フォント(SimSun等)を扱えるワープロソフトを起動します。

中国語のフォントが扱えないと、入力はできても表示できません。

Wordがアクティブな状態で「左Alt+Shift」を押します。
すると、タスクバーのアイコンが変わり、中国語の言語バーが表示されます。
これで、中国語の入力状態となります。

キーを押す以外に、日本語IMEのアイコン(日の丸に筆)をクリックし、
出てくるメニューで選択することも可能です。

その状態で「nihao」と打ち「スペースキー」を押してください。
下記のように点線がついた状態で「ニーハオ」と表示されるはずです。

そのまま確定するには「Enterキー」を押しますが、
点線が付いている状態で方向キーの左右を押すと候補が出てきます。

方向キーの下を押すと候補を選択することができます。
マウスのクリックでも選択可能です。

他にも、いくつか入力してみましょう。

xie xie(ありがとう)

wo shi ribenren(私は日本人です)

中国語が入力可能な時に、英字入力(日本語入力でいうと直接入力)に変えるにはShiftキーを押します。
すると、言語バーの「中」が「英」となり、半角英数字を入力できます。

Shiftキーを押しながらで大文字になるなど、このあたりは日本語入力の場合と同じです。

繁体字の入力

言語バーの「簡」の文字をクリックすると「繁」となり、繁体字の入力となります。

例えば「long」と入力して変換すると、簡体字の場合は左の竜、繁体時の場合は右の竜が出ます。

発音記号の勉強にもなります。

中国語の削除

下記画面の「インストールされている入力ロケール」の
「中国語(中国)」を選択し「削除」をクリックします。

次に「システムの言語設定」の「簡体字中国語」のチェックを外します。
再起動を促すメッセージが表示され、再起動後に削除されます。

「システムの言語設定」のチェックを外すだけでは不十分です。

入力ロケールも削除しないと、再起動時に入力ロケールを読もうとするが
その構成ファイルが見つからないという由のエラーが表示されてしまいます。


上記の手順に従い、両方とも削除するようにしましょう。

備考

何らかの原因で中国語のフォントが破損してしまうことがあります。

その場合は「システムの言語設定」の「簡体字中国語」のチェックを外し再起動、
起動後にチェックを入れ、再起動すると修復できます。

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