上海浦東国際空港(PVG)で深夜-早朝待機(仮眠)をするヒント
2016年11月に、上海浦東国際空港(PVG)を利用した。
人員は己(ウォノルェ)1名。
深夜0時半PVG着なので、着後は既に公共交通機関がナイ状態。
空港内ホテルやタクシー利用の手があるが、この際なので空港で籠城するコトにw
上海マグレブ(Maglev,磁気浮上式鉄道)の運行時間は、
・PVG→竜陽路:07:02-21:42
・竜陽路→PVG:06:45-21:40
なので、着後6時間程度、空港内で待機する必要があった。
また、帰国は早朝6時PVG発なので、前日晩に空港に入り、そのまま籠城とした。
チューコトで、2回の籠城をしたワケである。
(以下、1元=15円とする)
<建物構成>
第1ターミナルと第2ターミナルがあり、間を連絡通路がツナぐ構成。
新千歳空港(CTS)の国内線-国際線ターミナル的な感じ。
各ターミナルには、出発階(上階)と到着階(下階)がある。
で、全域に渡って暗い。
写真では補正を入れるので分からないかもシレンが。
また、時間が時間なのでソーなのだろうが、地味杉流。
中国最大都市上海とは不釣り合いな地味さで、必要最低限のモノしかない。
羽田の国際線ターミナルや、関空の第1ターミナルのようなハデさはないと思うヴェシ!
空港を単なる通過点と思う人はソンで結構だが、空港を楽しマンとするムクィには不適。
<手荷物検査>
各々のターミナルに入る際、荷物検査がある。
小さいカバンなどはそのまま通過できる。
金属小銭の入った財布などをポケットに入れたまま通過できる。
リュック以上になるとX線検査が必要。
つまり、航空機搭乗前の手荷物検査フォド厳しくはないが、旅行者は荷物が多いため面倒。
見る方もヤル気がないので神経質になることはない。
便が増える時間帯になると、ターミナルに入る人が増えるので、行列になる。
クルマ系出入口から出ても、再度入る際に検査が必要なので注意。
身分証の提示は不要だ。
ターミナル間の移動でも検査が必要なので、過去にあった成田(NRT)の検査よりも面倒。
成田は一度入れば、その後は不要だったからね。
この手荷物検査は、上海マグレブに乗る際にも必要だし、地下鉄に乗る際にも必要。
とにかく難儀(ヌァングィ)なのだ。
<コンビニ>
深夜-早朝は、コンビニを除いて店は閉まってしまう。
↑第1ターミナルにあるマクドナルド(閉)
各出発階にはコンビニが2か所?あるが、24時間営業ではない?
少なくとも、第2ターミナルのコンビニの片方は午前2時20分くらいというワケの分からない時間に閉じてしまう。
このコンビニに弁当類はなく、菓子やカップ麺で済ますしかない。
カップ麺(店内棚ではなく店員の後ろにあることが多い)を購入した場合、湯はターミナル内にある温水/熱湯器(無料)を使う。
熱湯は98度とあるので、カップ麺は余裕でツクれる温度だ。
# 手荷物検査員もコレでカップ麺を食べてる。
但し、カップ麺はウマくないので、そのツモリで。
↑9元(135円)
残ったスィルはゴミ箱に棄てられない?棄ててる人もいる?
箸は提供されないが、カップ麺の中に組み立て式のフォークがあるので、ソレを使う。
フォークの組立後は、元に戻すコトができない仕様。
弁当類のあるコンビニ(全家,ファミリーマート)は第1ターミナルと第2ターミナルをツナぐ通路にあり、
弁当は電子レンジで温めてくれる(衛生上相当冷やしているので温めに時間がかかる)が、ソコに行くためにはターミナルから出る必要があり、ターミナルに戻る際に上述の手荷物検査があるので面倒。
↑弁当:16.5元(248円)
↑水(560ml):2元(30円)
よって、空港駅に着いたら、各ターミナルに入る前に弁当等の必要物を購入しておくのが良。
<水分>
第1ターミナルの出発階には飲料自販機があったが、第2ターミナルのソレにはない?
連絡通路に飲料自販機があったが、若干高めで数はほとんどない。
とにかく、自販機は期待できない。
飲料がなかったとしても上述の温水/熱湯器(無料)があるので、シノぐことは可能。
温水は25度でヌルく、塩素系のニオイがキツいのでアレだが。
使い捨ての紙コップ(円錐)が備わっている。
空のペットボトルを持っておくと、汲み置きできるので良。
他の旅行者はプラか金属製の水筒を持っており、ソレに補給しているコトが多かった。
ターミナルのコンビニには冷えた飲料がある(コカコーラで3-4元)が、上述のように24時間営業ではないので注意。
<席>
当然のコトだが、早めに席を確保することが重要。
↑第2ターミナルの出発階
席がなくなると、地面でナニするしかなくなるが、ソレに備えて折り畳み式の椅子を持つのもオオグェスァ杉流至。
↑第1ターミナルの出発階
今回は寝なかった(起きたまま待機)なのでアレだが、横になるのは不適なシートもある。
ひじ掛けが頻繁にあって、体を伸ばすだけのスペースが確保できないヤツだ。
占められてゆくのは横になれるシートからで、残るのはひじ掛けが頻繁にあるヤツ。
↑こぉゆぅヤツが残るw
席は、水のそばか、トイレのそばか、コンビニのそばか、状況により考えよう。
出発階か到着階であるが、出発階の方が賑やかで、到着階は静か。
出発階の方が明るく(それでも暗いが)、到着階はより暗い。
寝るなら、暗く静かな到着階の方が適するが、安全上は出発階の方が適かと思われる。
到着階は頭上にライトがあったりするので、アイマスクがあるとイーダロー(飯田朗)。
<防寒対策>
上海は緯度的には鹿児島県より南でありそんなに寒くはないが、空港の建物が広く、出発階は屋外に通じている(戸はあるが)ので、季節や状況によっては冷える可能性がある。
毛布等防寒具の貸し出しはナイだろうから、若干厚めの防寒体制で。
足元を暖かく、頭部を冷やすのが、ココチイー!状況をツクり出す秘訣だ。
<治安>
私の場合、全く問題はなかった。
中国最大の都市である上海だから当然?
周囲には、1人で寝ている旅行者もいたし。
感覚としては、到着階よりは、出発階の方が明るい分、安全と思える。
↑第2ターミナル下階
但し、空港内には手荷物検査を経れば誰でも入れるので、ヨカらぬ意図を持ったナニモノかが侵入していると考えるべきであり、警戒は必要。
上述の手荷物検査のゲートが各所にあり、その人員が常駐しているので多少は安全ダローグァ、彼らは手荷物検査のみであり、その他周囲への警戒はしないので、アテにはならない。
<電源>
何時間もの間、何もしないのはヒマ杉流ので、スマホでネットを見たりするだろう。
スマホの大音量で娯楽番組を見ている、豪鬼的髪型のオヴァチャンがいたりした。
で、問題なのが、電源の確保。
スマホで音楽を聴くだけなら、バッテリーはソー減らないが、通信するとドンドン減っていく。
よって、モバイルバッテリーは必須。
それも、5,000mAhなどというコモノは不適で、10,000mAh以上は必須。
私はモバイルバッテリー(13,000mAh)を持っていたが、帰りにはその残量もなくなり、ギリギリであった。
関連:STYLED 13000mAh モバイルバッテリー(CPB1300MAB1)の開封レビュー
バッテリーがなくなれば、スマホも何の意味もなくなるので、電源を確保したい。
グァ、空港内には、電源確保の場所がほとんどナイ!
座席近くに電源を提供しているトコロがあるが、数が非常に少なく、占められているコトが大半。
運よく使えるなら使用すべきだが、当然全圧には注意(向こうは220V)。
PVGを離れる直前、手荷物検査後の待合エリアにも電源確保の場所がほとんどナイ!
精鋭教育の広告のある下に電源提供がある。
電源が確保できたら、スマホだけでなくモバイルバッテリーも充電しておきたいが、10,000mAh以上となると短時間では満充電にするのは不可能だ。
なお、(電波式の)ラジオを持っている場合、ソレを聴くという手もある。
電池の消費が少ないしね。
中波(AM)は入らないが、FMは入る。
アチュアルァゴが分かればのハナシだがwww
<通信>
空港にはWi-Fiがあるが、何もナシには利用できない。
中国現地の携帯電話番号が必要である。
パスポート提示で利用情報が提示されるとのハナシもあるようだが、深夜早朝にはその担当がイナイw
よって、予めSIMを入手し、使用するのが最も適する。
その詳細は長くなるので以下に記す。
関連:開心電訊(HAPPY TELECOM)のSIMのAPN設定 と SAMURAI REI(麗)のデュアルSIM
<飲食>
第2ターミナル出発階のさらに上(手荷物検査の方に行くと上に行くエスカレーターがある)に、2件の飲食店がある(営業時間不明)。
そして第2ターミナル到着階の端に24時間営業のバーガーキングがある。
<まとめ>
メシは空港に入る前(竜陽路駅とか)に済ませておき、途中でコヴァルァがスキそうなら、ソレに備えた菓子なども買っておく。
↑竜陽路駅
竜陽路駅にはマクドナルドやファミリーマートなどがあり、ラーメン店(味千ラーメン)もある。
菓子は空港ターミナル内のコンビニでも買えるが、弁当は売ってない。
空きペットボトル(500ml)を持っておく。
飲料を買って飲み終わった後のモノを捨てずに持っておくとよい。
<その他>
中国到着後、入国審査を受け、受託手荷物がグルグル回っているトコロには、両替機などがある。
このエリアにも少ないながら座席がある。
ソコだと、少なくとも航空機利用者か空港関係者しかイナイはずなので、そこで待機すると安全?
飛行機を降りてから入国審査までの間の空間で待機するとオコられる可能性が高いが、入国審査後は、制限エリアから出るか否かは管理されていないハズなので、長時間いても問題ないと思われるが、出されてしまう?
少し見ていると、荷物グルグルのトコロで寝ている人はいたようだけど。
治安が気になる人は、このエリアでの待機を検討するのもイーカムォ!
日本の成田(NRT)や関空(KIX)のように、長時間滞在可能なWAITING AREAの類があればイーンだけど。
関連:[詳細レポート] 成田国際空港の待合室(北ウェイティングエリア)に行ってきた [第2ターミナル1階北端]
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