[040] 起動ディスク(MS-DOS)作成方法@Windows2000

2015年5月21日

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Windows2000でMS-DOS起動ディスクを作成する方法を解説します。MS-DOS起動ディスクはBIOSの更新などで必要になることがあります。その作り方を画像付きで解説します。

Windows2000でのMS-DOS起動ディスク作成方法

BIOSのアップデート等で、MS-DOSの環境での起動が必要な時があります。

Windows98では、簡単にMS-DOS起動ディスクを作成することができましたが、
Windows2000ではそれがなくなってしまいました。

しかし、下記の方法で作成することは可能です。

作成方法

フォーマット済みのFDを1枚用意しておきます(クイックフォーマットではない)。

フォーマットの方法はMemtest86でメモリチェックを行うを参照してください。

次に、CD-ROMドライブ(仮にE:とする)に
Windows2000のセットアップCDを入れ、

E:¥VALUEADD¥3RDPARTY¥CA_ANTIV¥

を開き、そこにある「MAKEDISK.BAT」を実行します。
(カーソルで選択して「Enterキー」)

すると、下記のような黒い画面が出ますので、フォーマット済みのFDを入れて何かキーを押します。

するとFDにファイルが入っていきます。


ファイルがFDに入っていく

作業が終わったらこの画面は消えます。

FDの中身を見ると、下記のようなファイルが入っているはずです。

隠しファイルが見えないようになっている場合は
これよりもファイルが少なくなっている(ファイルが隠れているため)ので、
見えるように設定してください。


27個のファイルができている

これは、AntiVirus用の起動フロッピーを作成するためのツールであり、
MS-DOS起動ディスクを作るツールではありませんので、余計なファイルが多数入っています。

そこで「COMMAND.COM」「IO.SYS」「MSDOS.SYS」以外のファイルを削除します。
(「IO.SYS」と「MSDOS.SYS」は隠しファイル)

これでMS-DOS起動ディスクの作成は完了です。

起動方法

FDから起動させるためには、予めBIOSで起動順位を設定しておく必要があります。
もしFDよりもHDD(OS)の優先順位が早ければ、HDDにあるOSが起動してしまい、FDからは起動できません。

作成したFDを入れ、PCの電源を入れます。
すると、カタカタといって、FDを読み出します。

ここで日付(DATE)と時間(TIME)を聞かれることがあります。
「Enterキー」で飛ばしてしまっても構いません。

プロンプトが出たらOKですが、日本語環境ではありませんので、キー入力の際には注意が必要です。

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