[022] DVDドライブのリージョンフリー化方法

2015年5月21日

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DVD-ROMには通常リージョンコードが設定され、数回しか変更できませんが、それをリージョンフリー化する方法を画像付きで解説します。

はじめに

写真は「FJ-IDE Drive Initializer Utility v1.00」のものです。
他のVersionでは画面が異なる可能性があります。

FJ-IDE Drive Initializer Utility とは?

HDDベンダである富士通が提供しているHDD初期化ツールです。


当然、中のデータは消える

ここでいう初期化とは「’00’パターンを書込むこと」であり
物理フォーマット(ローレベルフォーマット)ではないので注意してください。

データの入っていたHDDにOSを新規インストールする時など、HDDをきれいにしておきたい場合に使います。
(別にそうしなくてもインストールはできますが)

FDDから起動して使いますが、MaxtorのPower MAXやHITACHI(旧IBM)のDrive Fitness Testのように
起動可能なディスクを作成してくれませんので、起動用ディスク(DOS)は各自用意する必要があります。

ツール入手

ハードディスクベンダ提供 HDD関連ツール(ソフト)を参照してください。

ディスク作成

先ず、Windows98等で起動ディスク(DOS)を作成しておきます。

容量を空けるために、IO.SYS、COMMAND.COM、MSDOS.SYSを残し、他は削除します。
Windows2000のMS-DOS起動DISKを参考にしてください。


これ以外は起動自体には不要

ダウンロードしたファイルを解凍すると、
実行ファイル(fjerase.exe)とテキストファイル(説明書)ができます。


解凍後にできる2ファイル

実行ファイルを、用意しておいた起動ディスクに入れてください。

これでディスクの作成は完了です。

ツールの実行

一端PCの電源を切り、作成したFDをドライブに入れて電源を入れます。

FDから起動するために「カタカタ」と読込み始めたところでShiftキーを押し続けます。
そうすると不要な起動プロセスを飛ばしてDOSに入れます。
(FDから起動させるためには、予めBIOS設定しておく必要があります)

黒い背景に白文字のプロンプト(A:)が出たところで、
「fjerase(ツールのファイル名)」と入力して「Enterキー」を押します。
そうするとPCに接続されているHDDの検出が始まります。


続けるには何かキーを押す

検出が終わり、写真のように「Press any key…」と表示されたら何かキーを押します。

初期化の開始

Disclaimer(免責条項)が出ますので、内容に同意する場合は「OK(Enterキー)」を押します。
(「Escキー」を押すと中止できます)


ここでは「LOW LEVEL FORMAT UTILITY」となっているのだが…

接続されているHDDが表示されます。


プライマリのマスターにHDDを1つだけ取り付けた場合

接続されているHDDの一覧が出ます。

接続しているのに表示されない場合は、フラットケーブルや電源等の接続を確認してください。

複数のHDDを接続してる場合は矢印キー上下でHDDを選択し、「F4キー」で初期化を開始します。
「Enterキー」でHDDの情報を表示します(下写真)。


HDDの情報を見ることができる

初期化ですので、当然データは消えてしまいます。
確認画面が出ますので、良ければ「OK」を選んでください。


「OK」で実行し、データは消える

進捗状況を示すバーが表示され、初期化が実行されます。

容量にもよりますが、時間が掛かりますので途中で席を外しても良いでしょう。


初期化を実行

不良セクタがある場合にはその数をカウントしてくれます。
(バーの右下に記されています)

完了したら下記のような画面が出ます。

これで初期化は終了です。


初期化を実行

診断にはFJDT – 富士通製HDDの診断を行うを使うと良いでしょう。

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