同軸ケーブルを使ったマグネティックループアンテナの作成
テレビ用として一般的である同軸ケーブルを使い、マグネティックループアンテナ(主に中波用)を作成した。
<必要物>
・同軸ケーブル(長いもの)
・カッターナイフ
・ニッパー/ハサミ
・ケーブル結束バンド
・半田ごて
・半田
・ビニールテープ
・メジャー
・フェライトコア(なくても可)
・その他必要に応じて
同軸ケーブル以外は、半田ごて含め100円ショップで入手できる。
同軸ケーブルがアンテナになるので、短すぎると意味がない。
室内への引き込み分にもよるが、10mは必要ではないか。
なお、同軸ケーブルには
・3C-FV
・4C-FB
といった記号が付けられているが、コレは以下を示す。
<1桁目>
外部導体の概略内径(mm)
<2桁目>
特性インピーダンス
C:75Ω
D:50Ω
<3桁目>
絶縁体
2:ポリエチレン
F:発泡ポリエチレン
<4桁目>
外部導体
B:アルミ箔付きプラスチックテープと導体編組
V:一重導体編組
W:二重導体編組
アンテナとしての効果を求めるなら、太くてインピーダンスの低い5D-XXがいいのだろうが高いので、安価な3C-FVでも構わない。
3C-XXは同軸ケーブルとしては最も安価なシナモノで、入手性はよい。
私が選択したのは、ELPAの3C-FV(20m,黒)である。
20mというと巨大で重いシナモノが届くのではないか?と懸念されるが、実際は驚くほど小さくて軽いのでアンシン(ANG-SING)サレタシ。
作成前に設置場所を測ると、ループ6m+引き込みなので、10mで足りると思われたが、複数作成することもあるだろうし、
ソムォソムォ安価な同軸ケーブルは高くない(20mで1,200円程度)ので、変に短いシナモノを買うよりは、長めを買った方が安心。
同軸ケーブルはホームセンターにも売られているが、アマゾンの方が概して安い。
急ぎでなければ、アマゾンでの購入がいいだろう(私もそうした)。
他に検討した同軸ケーブルを以下に挙げておく。
5C-FB 15m ホワイト
15mであるが、5Cと太く、ホワイトなので場所によってはフィットする(目立たない)だろう。
4C-FB 10m ライトグレー
10mだが4Cであり、安価。
5C-FV 10m ブラック
10mだが5Cと太い。
作成手順をカンタンに書くと、
① 同軸ケーブルの片方の先を切り、芯線と網線を露出させる。
② 同軸ケーブルの途中の被覆を切り、網線を露出させる。
③ ①の芯線を②の網線にハンダ付けし、輪(ループ)を作る。
①での網線はどこにもつながない。
となり、非常にカンタン。
長さを事前計測するなどの事前準備をノゾケヴァ、10分程度で完成では?
ループのサイズだが、私は約6m(直径ではなく円周)とした。
私の環境に設置できる、最大の大きさである。
半田を使わない方法もあるが、接触不良を避けるためにもハンダ付けすべきだろう。
作成したアンテナの効果がない場合、ソレが環境によるモノなのか、接触不良なのかどうなのかなどとゴティアゴティア考えるのは面倒過手イルァイルァするからね、不穏要素は極力排除スヴェキである。
モティロン、半田ごてを持っておらず、このためだけに買うのはアレというコトもアロー(ARROW)から、そんな向きにはフィットするだろう。
ケーブルの自重で力(ティカラ)がかかるので、結合部は結束バンドでシッカリとシメておく。
なお、ループアンテナを屋外に設置する場合、結束バンドは紫外線遮蔽剤の入った耐候性のモノでないと劣化し、プァルイプァルイに割れてスィマウので注意。
ノイズを除去するために、結合部のラジオ側にフェライトコアを付ける。
フェライトコアは、マウスケーブルのUSB側とかに付いているモノで、ノイズを除去する機能がある。
様々なトコロに付いているので効果はあるのだろうが、なかったらドウナルン?というコトが気になっている。
完成したら、アンテナを設置する。
室内でも効果はあるが、やはり屋外だ。
ループは完全な円形である必要はなく、四角でも構わない。
ベランダがあるなら、物干し竿をかける「J」にかけてもいいだろう。
この際、ダメな事項は、
・ケーブルが接近して間隔が狭くなるのはNG。
・鉄やアルミなどの導体にくくりつけるのはNG。
ベランダの枠にくくりつけるとラクなのでヤリがちナノだが、コレはNGだ。
また、ループを何重にするのもNGらしい。
中波用のフェライトバーアンテナではないのだ。
今回の同軸ケーブルは屋外設置用でないため、屋外環境の影響(日光や風雨)を受け劣化するだろうが、屋根もあるので神経質になる必要はないだろう。
劣化してダメになったら、また作ればイイw
雨によるヌレの影響を避けるため、ループの接合部分がループの下部にならないようにする。
下部に位置すると、ケーブルの表面についた水が下りてきて接合部に集中するからだ。
できるだけ上方かつ濡れない場所に配置し、カンタンな防水加工をしておくといいだろう。
アンテナを屋外に設置したらケーブルを室内に引き込むのだが、引き込むための穴があればいいのだが、ない場合はどうするか?
そのままだと窓を最後まで閉めることができず隙間が開き、ソコから敵が侵入してくる。
最凶兵器で撃破できるが、ヤツラは次々と侵入してくるから、イズレ弾切れ→GAME OVERとナッチマウ。
やはり、窓は確実にクローズする必要がある。
この点に関しては、隙間ケーブルの類があるので、それを使えば回避できる。
もしくは、窓に相当する部分だけ、余っている電線などを使い置換する方法もあるが、加工を伴いより面倒であるw
まー、とにかくケーブルを室内に引き込む。
ケーブルのラジオ側だが、これはラジオによって異なる。
ラジオを複数持っており、接続方法が異なる場合は、同軸ケーブルの端をRCAにしておき、各種変換できるようにしておくとよい。
自作でケーブルを作成してもいいし、受信機などでBNCの場合は、RCA→BNCアダプタも存在する。
同軸ケーブルの端をRCAにするには、100円ショップにあるRCAケーブルを使うとよい。
3.5mmステレオピン側を切断し2本に裂きソノ片方を使用、同軸ケーブルの芯線とRCAケーブルの芯線、同軸ケーブルの網線とRCAケーブルの側線(GND)をつなぎ、半田付けする。
これで末端をRCAオスにできる。
RCAオスのままアンテナ入力できるラジオはホヴォないので、RCA中継コネクタを使って変換する。
例えば、DE1103(DEGEN,愛好者3号)には3.5mmのアンテナ入力端子(使われているのはLとGND)があるので、RCA→3.5mmアダプタを使って接続。
関連:3.5mmステレオピン-RCA×2のアダプターの粗悪品を修理する
使われているのはLとGNDだけだから、白い方に接続しないとダメよ。
注意点として、アンテナ入力端子のあるラジオでも、中波は無効とされているのが大半なので注意。
PL-310ET(TECSUN)もそうだが、アンテナ入力端子はFMと短波にしか使えないのね。
DE1103(DEGEN,愛好者3号)も標準ではそうなのだが、裏技で中波でもアンテナ入力端子が使えるようになるので、ソレを使う。
関連:DE1103(DEGEN,愛好者3号)のレビュー!今頃佳代!
ER-C57WR(ELPA,朝日電器)やRAD-S330N(AudioComm,オーム電機)(AudioComm,オーム電機)など、アンテナ入力端子がなく、ロッドアンテナのみの場合は、自作のRCA-クリップケーブルを使用してロッドアンテナに接続。
PJ-30やPJ-35のアンテナステーションのようにバラ線で入れる場合は、
適当なケーブルを裂き、各々の先をハンダで固めればOK。
関連:PJ-30(オリンパス)にAN-200(TECSUN)を接続する
裏技ができなかったり(後で出たDE1103のDSP版は裏技不可)、アンテナ入力端子がない場合で中波で使うには、ラジオに数回巻けるようなケーブル(アンテナカップラー)を作ればよい。
ラジオに内蔵のフェライトバーアンテナと電磁結合するのね。
中波アンテナ入力のあるラジオは多くはないが、PL-360(TECSUN)などが存在する。
PL-360のアタマにある中波用のジャイロアンテナは3.5mmステレオピン接続でありヌケるから、ステレオピンで入れてやればいい。
関連:中波アンテナ入力のあるラジオ PL-360(TECSUN)
作成したアンテナには指向性があるが、屋外にあり回転できないので、送信所の方向によっては不適な場合がある。
また、AN-200のような同調操作はない。
関連:AN-200(TECSUN,中波用ループアンテナ)を入手 レビュー
関連:AN-200(TECSUN,中波用ループアンテナ)による変化
で、今回作成した同軸ケーブルを使ったマグネティックループアンテナの効果だが、DE1103(DEGEN,愛好者3号)使用で、全ての灯台ではないが、船舶気象通報(灯台放送)が聴けたのが大きな成果!
強力な中波局(犬HK)などオバケがあるので、ソレラが放送終了で静まる午前4時台に確認。
関連:船舶気象通報(灯台放送)にDE1103(DEGEN)は不向き!
当方の環境ではその時間でも、灯台放送が聴けるのはマレなのだ。
灯台放送だけでなく、マーチス(海上交通情報)も受信できた。
但し、SSBは必須!
SSBでない場合、ノイズが多く非常に厳しい。
ケーブルを室内に引き込むので、屋外に出てラジオを振り回す必要がないのがウレシイね。
屋外だと、夏場は熱帯夜と敵の出現のダブル攻撃、冬場はトーシ(TOH-SEE)の危険がある。
同調操作がないので、その点でもルァクだ。
D層が消える夜間に限られるが、遠方の中波局もよく入る。
遠方ではないが入りにくい中波は、このアンテナを接続するとノイズが消えた。
中波でも、周波数の高いあたりに効果があるようだ。
これは、船舶気象通報(灯台放送)やマーチス(海上交通情報)の受信に向き、私のモクテキには適する。
しかし、この結果は私の個体かつ環境によるものであり、同じケーブルと大きさで作ったとしても、閲覧者各々の環境で効果があるかは不明なので注意。
FMに対しても効果があるよう(ノイズが消える)だが、電波の性質上、遠距離受信はできない。
短波に対しては、単なる被覆鉄線で作った簡易アンテナと差がないことも。
朝鮮の声(Voice of Korea)では、逆に悪化してしまう。
中波用のアンテナが売られており、1本アンテナが1万円程度で売られているが、設置場所がないなどの問題がある。
今回の同軸ケーブルを使ったマグネティックループアンテナは、ニッパーやメジャーなど、同軸ケーブル以外は持っているコトが多いだろうから、出費が少なく済むし、作成も非常にカンタンである。
深夜から早朝の人が活動スィナイ時間、ウスグライ部屋のカタスミで、引き込まれた同軸ケーブルの先にある「愛好者3号」にヒトリ向かい、BFO同調を行っている不審でぁゃιぃ、パティプロまたは集金人、及びダシコ風とユーのだろうか、どうも信用できないイカガワシイ風貌のローディンの姿が目に浮かんでクルのである(←書いてるオマエやw)
作成したループアンテナの設置場所や向きを変えたりして、イロイロ試そう!
同軸ケーブルが余っている場合は、大きさの異なる別のループアンテナを作成したり。
中波用だと、ある程度大きなループでないと、効果は得られないだろう。
100円ショップにあるフラフープを使ってキレイな円形としているのも、ネット上は散見される。
100円ショップのフラフープは子供用で小さく、そのままではアンテナには向かないから、2つ購入して1.5本分を強引に結合するなどの方法がある。
但し、色がハドェで目立ち、周囲から危険分子扱いされる可能性が6ポイントくらい(CRY)上昇するが、んなコト気にしてはならヌァイ!
深夜から早朝の人が活動スィナイ時間、フラフープにつながった同軸ケーブルの先にある「愛好者3号」にヒトリ向かい、BFO同調を行っている不審で(以下略)
関連:目玉クリップで外部アンテナ(FM,短波用)を接続する方法 100円ショップ(ダイソー)の利用
関連:同軸ケーブルからロッドアンテナへのアンテナ入力 クリップ接続ケーブル
後日追記:
作成直後の効果チェックでは、灯台放送が聴けるなどの大きな効果があったグァ、その後受信すると全く聴こえないwwwwwwwwww
タンに、その日の状況がよかったダケというオティwwwwwwwwww
終~了~(by 鬱村Produce)
ダグァ、夜間の中波(商業放送)受信はできるので、全く効果がないワケではない。
灯台放送やマーチスは、雨天(豪雨ではなく弱い雨)の時に受信シヤスイ気がする…
売り上げランキング: 41,564
売り上げランキング: 26,684
売り上げランキング: 45,877
売り上げランキング: 115,221
売り上げランキング: 19,120
売り上げランキング: 47,204
売り上げランキング: 4,298
売り上げランキング: 4,412
売り上げランキング: 141
売り上げランキング: 4,871
売り上げランキング: 29,128
売り上げランキング: 3,600
売り上げランキング: 23,950
売り上げランキング: 142,583
売り上げランキング: 248,172
売り上げランキング: 1,629
売り上げランキング: 30,782
売り上げランキング: 165