[029] スマートケーブル DMA133-48BK(60BK)

2015年5月21日

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AOpenのスマートケーブルである「ULTRA DMA133-48BK」と「ULTRA DMA133-60BK」。銅製シールドカバーが施され、ノイズ対策がされています。最近、電気街で安く大量に見かけるようになりました。

邪魔なフラットケーブル

HDDやDVD-ROMドライブなどの接続に使うフラットケーブルですが、台数が増えてくると邪魔になります。

だたでさえ狭い筐体の中に、幅のあるケーブルを何本も通すのです。
見た目も悪いですが、フラットケーブルで空気の流れが阻害され、
筐体内の排気が上手くいかずに温度が上がることもあります。

それを嫌い、シリアルATAに移行された方もおられるのではないでしょうか。

スマートケーブル

M/Bなどに付属しているフラットケーブルはお馴染みの幅の広いものですが、
信号線を束ねることにより、細くしたケーブル(スマートケーブル)があります。

ほとんどのパソコンパーツ店に置いてありますが、
値段は普通のフラットケーブルよりも高めです。

これを使うと、筐体内をすっきりさせることができます。

銅線シールドされたスマートケーブル

最近、電気街でAOpenのスマートケーブルをよく見かけるようになりました。
入り口付近に大量に置かれています。

銅製シールドカバーとあり、ノイズ対策がされているようです。

ULTRA DMA 100と133に対応で、型式はULTRA DMA133-48BKとULTRA DMA133-60BKがあります。
前者は48cm、後者は60cmであることから、この型式になっていると思われます。

前者の値段は480~580円くらい、後者は680~780円くらいです。

銅線シールドが施されているので、もっと高く売られていてもおかしくありませんが、
この時期に大量に出てきたせいか値段は安めです。

細部のつくり

手にとってみますが、つくりは悪くなく、しっかりしています。
本当にAOpen製だとしたら、さすがといった感じです。

SYSTEM BOARD、PRIMARY、SLAVEと書かれたフィルムが付いており親切です。
(MASTER、SLAVEではないのだろうか?)

束ねた部分(細い部分)には網状に銅線が巻かれています。

束ねた部分と広がる部分の継ぎ目ですが、固定されてはいません。
よって動きますが、問題はないでしょう。

広がる部分にはシールドがありません。
これは仕方のないことでしょう。

SLAVEのコネクタ部分です。

MASTERのコネクタ部分です。

取り付け

取り付けてみます。
ケーブルを変えるだけなので難なく完了です。

起動させます。

起動途中にブルースクリーンで落ちました…

以前にも内部を触った際にブルースクリーンになることがあったのですが、
メモリを挿しなおすと直りましたので、今回も同様に挿しなおすと無事起動しました。

ケーブルのせいではありません(当然)。

すっきり?

さて、すっきりしたと思いますので、前後を比べてみましょう。
上が付け替え前で、下が付け替え後です。

あまり変わらないような…(汗)

残っているフラットケーブルがありますので、それも交換すれば良くなると思います。

さらに、FDDケーブルと、サウンドカード(SoundBlaster)と
全面パネルを繋ぐフラットケーブルを何とかすれば…

速度は?

ノイズ対策として銅製シールドで覆われていますので、
それが速度に影響が出るかどうか、一応測ってみました。

種類:フラット→シールド
Read:36196→39475
Write:28116→28602
Copy:8471→9007

各1回しか計測していないので、あてになりませんが…

仮に速くなったとしても、体感できるほどではないでしょう。

まとめ

格段に何かが変わるものではありませんが、値段も高くはありませんので、
気分的にすっきりしたい方にはおすすめではないでしょうか。

同時期にこれだけ大量に出てくるのには、何か理由があるのでしょうが…

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