[018] SeaToolsでのSeagate製HDD診断方法

2015年5月21日

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Seagateのハードディスク(HDD)診断ツールであるSeaTools。ブラウザから実行する「オンライン」と起動用FDから実行する「デスクトップ」があります。ツールは英語ですが、その使い方を日本語と写真で解説します。

SeaTools とは?

HDDベンダであるSeagateが提供している診断ツールです。

SeaToolsには、起動用FDを作成して実行する「SeaToolsデスクトップ」と
ブラウザベースで実行する「SeaToolsオンライン」の2種類があります。

「SeaToolsオンライン」は非常に分かりやすく診断できるようになっています。


ブラウザベースで実行する「SeaToolsオンライン」

SeaToolsオンライン版 ツール実行

ハードディスク関連ツールを参照してください。

時間を掛けてでも完全な診断を行いたい時は「SeaToolsデスクトップ」を使います。
非常に高度な診断ができ、その詳細なログを残すことも可能です。

SeaToolsデスクトップ版 ツール入手

ハードディスク関連ツールを参照してください。

以下の内容は1.05.08のものです。

インストール

起動ディスクを作成しそこから運用しますので、FDが1枚必要です。
トラブルを防ぐために予めフォーマット(クイックフォーマットではない)しておいて下さい。

ダウンロードしたファイルを実行します。
下記画面が出ますので言語を選択して「Continue」をクリック。

「Continue」をクリック。

同意するのであれば「Yes」を選択。

問題がなければ「Start」をクリックします。
当然FDの中身は消去されます。

再度確認がありますので、問題がなければ「OK」を選択。

FDの作成が始まります。

完了しますと下記画面が出ます。
画面のようなラベルを貼っておくと良いでしょう。

これでFDの作成は完了です。

FDには以下のファイルが作成されているはずです。

FDから実行

作成したFDから起動します。

FDから起動するには、BIOSで設定しておく必要があります。
起動ディスクとなっているので、ツールが起動します。

下記の画面が出ますのでEnterキーを押します。

画面左上部にメニューがあります。

メニューの内容は以下の通りです。

Seagate Short Diagnostic
Seagate Extended Diagnostic
View Seagate Diagnostic Report File
Generic Diagnostic
View Generic Diagnostic Report File
View README File
Generate Drive Return Form
View License Agreement
Exit

Seagate Short Diagnostic

短時間(約90秒)の診断を行います。

問題があるようようだが検知されない場合は
後述の「Seagate Extended Diagnostic」を実行してください。

なお、これはSeagateHDD専用の診断ですので他ベンダのHDDには使えません。

Enterキーで実行すると下記の画面が出てHDDを探します。

検知されたSeagate製HDDが右部に表示されます。

Enterキーで実行すると下記の画面が出ます。

ここで「Yes」を選択するとHDDの自己診断(Drive Self Test)となり、
「No」を選択するとPCを通した診断となります。

前者はHDD内部での診断ですので、実行中もHDDアクセスランプは点灯しません。

診断が終わると結果を表示します。

上写真では「No Problem Found」となっていますので
問題は見つからなかったということです。

診断結果はFDの中の「SEAGATE.LOG」に残りますので後で見ることができます。

Seagate Extended Diagnostic

問題があるようようだがSeagate Short Diagnosticで検知されない場合は
こちらを実行してください。

診断結果はFDの中の「SEAGATE.LOG」に残りますので後で見ることができます。

View Seagate Diagnostic Report File

FDの中の「SEAGATE.LOG」に残された診断結果を見ます。
ログがない(診断を実行していない)時は選択できません。

ログはテキストファイルなのでOS起動後でも見ることができます。

Generic Diagnostic

こちらはSeagate Short/Extended Diagnosticとは違い
他ベンダのHDDでも診断することができます(恐らく)。

対象HDDを選択します。

Quick DiagnosticとComplete(Full) Diagnosticの
2種類がありますので選択します。

Generic Diagnostic -> Quick Diagnostic

クイック診断を行います。

画面には進行状況が表示されます。

問題が発見されなければ下記画面(青信号)が出ます。

診断結果はFDの中の「ADVLOG.TXT」に残りますので後で見ることができます。

Generic Diagnostic -> Complete(Full) Diagnostic

完全診断を行います。

相当な時間が掛かりますので注意してください。

残り時間「6時間29分42秒」…

寝る前に実行すると良いでしょう。

診断結果はFDの中の「ADVLOG.TXT」に残りますので後で見ることができます。

View Generic Diagnostic Report File

FDの中の「ADVLOG.TXT」に残された診断結果を見ます。

ログがない(診断を実行していない)時は選択できません。

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