AN-200(TECSUN,中波用ループアンテナ)を入手 レビュー

中波(AM)用ループアンテナであるAN-200を使用している。

AN-200

TECSUN(徳生)AM用 ループアンテナ AN-200

購入価格は、2千円強。

中国のラジオメーカーであるTECSUN(徳生)のシナモノである。

内容物は、本体とステレオケーブルが1本のみで、説明書は入っていなかった。

AN-200

土台の半円と銅線のループが重なったような形状。

AN-200

完成形で入っており、組み立て不要。

直径は約22cm。

AN-200

パッシブ型なので電源は不要。

銅線はエナメル塗装されているものの、ムキ出し。

AN-200

アンテナアウト端子は、ステレオジャックであり、

AN-200

付属のケーブルは3極のステレオケーブル。

AN-200

だが、アンテナなので2極で済むハズ。

実際、本体内部ではLとGNDだけが使われており、Rは使用されていない。

ステレオジャックなのは、部材的にステレオジャックの方が今は入手しやすいからだろう。

ちなみに、3極ミニプラグの先端から、L、R、GNDね。

L_R_GND

だから、挿すのは2極のモノラルミニプラグでもいいだろうし、以下のような変換パーツ(AD-321)により、F端子(同軸)に変換できる。

変換パーツ(AD-321)

他にも、ステレオミニプラグ-RCA×2変換ケーブルを入手し、LとGNDがある方(白のRCA)から取り出せる。

アクロス AUDIO変換ケーブル 1.5m ステレオミニプラグ3.5mm-RCAピン×2 AVC104

この種のケーブルは100円ショップでも手に入るだろう。

白のRCAをRCA→BNC変換したりとかもできる。

RCAプラグ →BNCプラグ 変換アダプタ

古いハンディー機のアンテナはBNCメスなので、そこにも接続できるね。

ステレオジャックの反対側には、チューニングダイヤルがある。

AN-200

ラジオサーバーである、オリンパスのPJ-30には、アンテナステーションが付属している。

そのアンテナステーションには、AM(中波)用のアンテナ端子がある。

アンテナ端子_PJ-30

付属のループアンテナを接続するためのモノだが、AN-200をつなぐこともできる。

付属しているステレオケーブルを切って2線とし、アンテナ端子に挿すとよい。

と書きながら、AM(中波)用のアンテナ端子があるラジオなど、ごく一部しかない。

だが、物理的に接続しなくても、AN-200をラジオに近付けるだけでよい。

電磁誘導による結合というヤツだ。

①ラジオを水平方向にゆっくり回し、目的の局が最もよく聴こえるようにする(=ラジオ内蔵のフェライトバーアンテナの向きの調整)。

②ラジオ内蔵のフェライトバーアンテナの巻きとAN-200の巻きが平行になるように、ラジオを近付ける(輪の中に入れてもいい)。

AN-200

③AN-200のチューニングダイヤルをゆっくり回し、目的の局が最もよく聴こえるようにする。

アンテナの銅線に触れると変化するので触れないこと。

ラジオによって効果のあるものもあれば、効果のないもの、逆に悪化するものもある。

チューニングダイヤル(=バリコン)を回すと、全く別の周波数の局が入ったり、その状態でさらに回すとさらに別の局が入ったりもする。

AN-200をラジオに近付けるとなると、互いの向きを合わせる必要があり自由度が失われる。

その場合、AN-200のアンテナアウト端子に接続したステレオケーブルをラジオ本体に巻いてもいい。

そうすることで、ラジオの向きは自由になる。

付属のステレオケーブルは短くカタいので、モノラルでもいいので長くヤワらかいケーブルがあるといい。

なお、アンテナアウト端子を使ってケーブル接続した場合も、ラジオによって効果のあるものもあれば、効果のないもの、逆に悪化するものもある。

AN-200はTECSUN製の特定のラジオ用に設計されたシナモノなので、全てのラジオで効果があるとは限らない。

標準で受信感度のイイラジオは、AN-200を使うと、逆に悪化する傾向にある。

<良い点>

AMループアンテナは自作も可能だが、材料費や手間代を考えると、2千円強で買えるAN-200は魅力。
大きさ的も許容範囲。
電源不要。

<悪い点>

良い結果が得られるとは限らない。

チューニングダイヤルを回す必要があるのが面倒。
この調整は局や時間帯によって変わるので、毎回行う必要がある。
AN-200を屋外に設置する場合、屋外に回しに行く必要が生じるので、分解しバリコンを室内に置くなどの工夫が必要。

良い結果が得られるとは限らないので、運試しとしてカネを捨てるくらいの気持ちで買うべきシナモノである。

電磁誘導というウラヅケがあるので、賽銭やお守りの類よりは格段に確度は高いだろう。

手軽に試せるアンテナというコトだが、より本格的にイクなら、ApexRadioの長中短波受信用アンテナ(303WA-2)とか。

303WA-2 長中短波受信用アンテナ (ApexRadio)

写真ではデカく見えるが、全長約1.8mなので、ベランダがあるならグィルィグィルィ許容範囲?

そして、303WA-2ではチューニングダイヤルを回す必要はない。

まぁ、中波でコダワルなら、最低コレ(303WA-2)くらいは用意しないとダメだろう。

でないと、ヤスモンのレンズでネムい写真!ネムい写真!とワメいているようなモノだ。

カメラはレンズ!ラジオはアンテナ!

そして、ヨリヨイ受信環境は、引越しにて得ョ!

引ッ越~シ!引ッ越~シ!サッサと引ッ越~シ!シバクぞ!!

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