[131] Windows7のシステム修復機能による修復(sfc /scannow)

2015年5月21日

Windowsが起動するものの、エラー多発で使用不可能!システムの復元も失敗する!そんな時は、システム修復機能による修復(sfc /scannow)を試してみましょう。

Windows7のシステム修復機能による修復

Windows7が起動するものの、動作がおかしい!

エラーが出て、まともに使えない!

そのような場合は、システム修復機能を使っての修復を試してみる。

エラー発生!

2013年4月となり、WindowsXPが使えるのもあと1年となったが、いまだにメイン環境はWindowsXP(Pro,32bit)である。

Windows7(Pro,64bit)環境も持っているが、たまにしか使わない。

久しぶりにWindows7を使うと、WindowsUpdateにUpdate候補がいくつかあったので、Updateを行い、再起動した。

すると、立ち上がるものの、エラーが頻発して使い物にならない。

どうも、タスクバー(時計の左横)に入るソフトにエラーが生じるようで、ウイルス対策ソフトや、iCloudが含まれる。

iCloudを入れ直したりすると回復するかと試してみるも、エラーが出て入れ直すことができない。

システムの復元を試みるも…

与えた変化はWindowsUpdateなので、それが原因と推測し、システムの復元を行うことにした。

システムの復元とは、復元ポイントを使い、システムを過去の状態に戻すこと。

復元ポイントは、ドライバの更新や、ソフトのインストール、WindowsUpdate等を行うと自動的に作成される。

システム以外は戻されないので、仕事で作成したExcelファイル等は残る。

WindowsXPのころからあったように思うが、あまり役立たなかった。

今回、ついに役立つのか?

WindowsUpdateを行う前の復元ポイントを選択し、その時の状態に戻すために再起動。

が…

症状は同じで、システムの復元に失敗する…

ウイルス対策ソフトが原因で復元に失敗するとあるので、ウイルス対策ソフトを無効にして行うも同じ。

こうなると、修復セットアップしかないか…

大変だ…が、

システム修復機能(sfc /scannow)による修復

sfc /scannow

を思い出し、行うと、見事復活した!

念のため、ディスクチェックを掛けておいた。

その後、現在に至るが、問題は生じていない。

これが修復セットアップとなると、Windowsや設定が初期化されるところがあるので、

再インストールよりはマシだが、ある程度の手間がかかるところであった。

コマンドプロンプトについて

sfc /scannow

は、コマンドプロンプトで行うアレ。

但し、管理者権限で行う必要がある。

管理者権限で実行しないと、

SFCユーティリティを使うには、管理者でコンソールセッションを実行していなければなりません。

と表示され、実行できない。

管理者権限で実行しないとダメ
管理者権限で実行しないとダメ

これはAdmin権限を持つアカウントでログインしていればいいというものではない。

コマンドプロンプトを管理者権限で実行するには、

スタートボタンをクリックすると、左下に「プログラムとファイルの検索」という入力窓がある。

プログラムとファイルの検索

ここに「cmd」と入れると、上の「プログラム」に「cmd.exe」が出てくる。

cmd.exe

「cmd.exe」を右クリックし「管理者として実行」を選ぶ。

管理者として実行

「ユーザー・アカウント制御」が出てくるので「はい」を選ぶと、

管理者権限でコマンドプロンプトが実行できる。

コマンドプロンプトのウインドウの左上に「管理者:」と付いているのがお分かりだろうか。

管理者で実行した場合
管理者で実行した場合

管理者で実行していない場合
管理者で実行していない場合

管理者でプロンプトを受け付けている状態の時に、

sfc /scannow

と入力し、Enterキーで実行。

少し時間がかかるが、システム修復の終了後、再起動すればよい。

「死の」WindowsUpdate

今回の不具合の原因は何か?

やはり、直前に実行した、WindowsUpdateなのか?

特定はできていない。

しかし、WindowsUpdateがらみの不具合は、過去にも発生しているはずである。

不具合というのは、WindowsUpdateを適用し再起動すると、もう起動しなくなるとか(笑)。

で、その数日後、気になる記事が…

マイクロソフト、先週配布したWindowsパッチのアンインストールを呼びかけ

米国Microsoftは4月12日、9日に公開したセキュリティ更新プログラム(パッチ)をアンインストールするようWindowsユーザーに呼びかけた。一部のユーザーから、このパッチが原因でPCやサーバをクラッシュさせ、不具合の生じたマシンが永遠に再起動を繰り返す現象が報告されているという。
(中略)
このパッチをめぐっては、インストール後、いわゆる「死のブルースクリーン(BSOD:Blue Screen of Death)」のエラー・メッセージが表示され、マシンの再起動が繰り返されてPCが使えなくなるという報告が相次いでいる。

今回遭遇したのにはブルースクリーンはないため、違うようだが。

2823324 のセキュリティ更新プログラムをインストールした後 Windows 7 では、イベント ID 55 または Stop 0xc000021a エラーが表示します。

相変わらずMSのサポートサイトは意味不明であり、何の役にも立たない。

更新履歴

2015年5月21日

Posted by hdd-check