[レビュー] GV-VCBOX(ビデオダビングボックス,I-Oデータ)の良い点と悪い点
ビデオダビングボックスであるGV-VCBOX。
コレを使い、大量の動画を作成してきたが、その上で、良い点と悪い点を。
<良い点>
①液晶付である
3型の液晶モニターが付いており、別途モニターが不要なので、録画の手間がかからない。
表示画質に関しては、旧ゲーム(サターンやプレステ)であれば問題ない。
②USB給電で動く(自己責任)
PSP用の給電ケーブルが使える。
RT-USBVACでの実測では、録画中の消費電力は5V 0.4A程度で低く、モバイルバッテリーでも使用可能。
③S端子入力がある
コンポジット(黄色のRCA端子)に比べると、目で分かる差がある(一時停止すると分かりやすい)。
S端子が使えるなら、是非使うべきだ。
④録画先にUSBメモリーやHDDも使える
USBホスト機能があるため、SDカードだけではなく、USBメモリーやHDDも使える。
SDカードの抜き差しよりも、USBのそれの方がラク(PCへの移動時も考えると)。
録画先の優先順位は、設定で可能。
内部に入り込んで出っパラないSDカードとは違い、USBメモリーの場合は出っパルが、長さの短いUSBメモリーを使えば気にならない。
ストラップをスィリに付けておけば、ヒキヌクのもラク。
⑤HDMI出力で遅延が少ない
3型の液晶モニターが付いているが、HDMI出力で大画面にも出せる(この時、内蔵の液晶は消える)。
その際の表示遅延が少なく、格闘ゲームもOKだった。
HDMI出力のない旧ゲーム機を最新のHDMI付きモニターに出すという「コンバーター的な機能」ともいえるが、後述する⑪の問題がある。
①と②から、運用箇所を選ばないのがイーヌェ!
<悪い点>
⑩録画中の音声レベルが変更できない
録音前であれば変更できるが、録音を開始すると変更できなくなる。
録音後に大小に気付くと厄介。
小さい分に関しては、録画後の編集で大きくできるが、大きくて音割れがあると、どうにもならない。
⑪録画中の情報表示が消せない
録画経過時間や音声レベルの表示などがあり、これがゲーム画面と重なると見えない。
表示を消してしまうと動作状況が確認できず、「録画されていない!」というトラブルが生じるため、消せないようになっているのだろうが、表示場所を変えるなどができるようにしてほしい。
⑫HDMI出力すると本体から音が出なくなる
HDMI出力があるため、大きな画面でプレイしながら録画できるが、その場合、本体スピーカーからの音が消え、前面にあるヘッドホン端子からも音が出ない(録音はされている)。
HDMIの先にあるモニターのスピーカーなどから音が出るのだが、HDMI→DVI変換ケーブルを使用した場合、音が聴けない(当然)。
ゲーム機の大半は音声出力が1つだけ(※1)のため、それが消されると音が聴けない。
HDMI入力のあるモニターがあれば問題ないが、DVIしかない古いモニターを使うこともあるので…
<気にならない制限事項>
使用可能なSDカードの容量はSDHCの32GBまでであり、SDXCには非対応
SDHCの32GBを使用した場合、約10時間半の録画が可能なので充分。
メディアにはためず、都度PCに移すからね。
HDDを使用する場合は最大2TBまでであり、フォーマット形式はFAT32に限る
上記同様。
ファイルサイズが4GBを超えると自動分割される
FAT32の制限ね。
録画時間でいうと約1時間15分で別ファイルに分割されることになる。
単一のファイルとしたければ、PCに取り込み後、結合する。
連続録画時間は最長12時間
SDHCの32GBを使用した場合、約10時間半の録画が可能。
最長録画時間は12時間なので、その87.5%が32GBのSDHC1枚で済む。
16:9で録画すると上下に黒帯ができる。
動画の解像度が720×480固定なのが原因(16:9にするには上下に黒帯を付けるしかない)。
旧ゲーム機の大半が4:3なので問題なし。
16:9で録画(ト)ったモノはこんなカンジ
録画したファイルは本体のみで再生できるが、これに関しては使用しない(ファイルはPCに取り込んで使用する)ので、評価は避ける。
昨今の解像度の高いゲーム機であれば、GC550などのソレに見合った録画機が必要だが、旧ゲームの出力であるコンポジットやS端子がなく、別途HDMIに変換するコンバーター類が必要。
GV-VCBOXや、液晶のないGV-SDRECは、本来アナログビデオ(ビデオテープ)のデジタル化のために開発されたモノだろうが、私のようにオールドゲーム機の録画モクテキで使っていることもあるとユーコトで…
画質はそれなりだが、オールドゲームの解像度は高くないので、この用途ならマーイーでしょ。
録画されたファイルは、画面比4:3、16:9とも、解像度が720×480のmp4ファイルとなり、フレームレートは約60fps。
ファイルサイズは、1時間12分で約2.68GB(実測値だが、録画内容により異なる)。
本体にボタン電池が内蔵されており、日時設定ができるので、録画ファイルにはその日時が(データとして)記録される。
コレをパソコンに取り込み、動画編集ソフトでカットや文字入れなどを行い、エンコードの上、YouTubeにアップロード。
フルHDのような高解像度ではないのでファイルが軽く、編集も軽く、アップロードも軽い。
I-Oデータさンはこのような(オールドゲーム向けの)ウリ方をしてもイーノダローが、マヌィアック杉手狭いかwwwww
※1:3DOの初代コントローラー(FZ-JP1X)にはヘッドホン端子があるため、標準経路(赤色白色のRCA端子)を押さえられても音がモニターできる。
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