[119] Windowsのファイル共有の最大接続数(上限値)

2015年5月21日

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Windowsのファイル共有の最大接続数(上限値)

Windowsのファイル共有の最大接続数(上限値)

WindowsXPやWindowsVista、Windows7等はクライアント用途のWindowsであり、
サーバーOSではないが、ファイル共有機能を持っている。

小規模な事務所でも、1台立ち上げておくと、
見積書や請求書を複数の人間が複数の端末から確認できるので便利であるし、
家庭に於いても、書斎にある端末のファイルを
リビングにあるノートPCからアクセスできるようになり便利である。

但し、これらはサーバーOSではないので、接続ユーザー数に上限が設けられている。

WindowsXP Home Edition:5

WindowsXP Professional:10

WindowsVista(全てのエディション):10

Windows7(全てのエディション):20

なお、既にサポートの切れているWindows2000 Professionalは10であった。

接続上限が不明な場合は、cmd(コマンドプロンプト)で「net config server」と打てば、確認することができる。

WindowsXP Home Editionの場合:5
WindowsXP Home Editionの場合:5

WindowsXP Professionalの場合:10
WindowsXP Professionalの場合:10

Windows7 Professionalの場合:20
Windows7 Professionalの場合:20

このユーザー数は、ユーザー名と端末名で管理されているので、
ユーザー名が同じでも端末が異なれば別とカウントされる(※1)し、
端末が同じでもユーザー名が異なれば(※2)別とカウントされる。

※1 そうでないと、ユーザー名を同じにすれば、
100台でも200台でも接続可能になってしまう。

※2 ユーザーの切り替え機能により、1端末で複数ユーザが生じることがある。
操作はそのうちの1ユーザーしか不可能だが、裏で接続し続けるアプリもある。

ある端末からあるユーザーがアクセスすると、接続数は1となる。
共有ファイル内にあるワードファイルとエクセルファイルと写真を同時に開いても接続数は1となる。
但し、ファイルを開かなくても、接続している、
例えばエクスプローラーでファイル構造を見ているだけでも1となる。

最終アクセスから(デフォルトでは)15分が経過すると、接続は切れる。
この15分というのは、上記cmd実行結果の「アイドル セッション時間」に表示されている。

家庭の場合は、上限10でも問題ないだろうが、
事務所の場合は、従業員数にもよるが、10では不足することがあるだろう。

その場合は、Windows Server 2008 等のサーバーOSを使うか、
制限のないLinux系OS、又はLAN接続のHDD(但し接続数に制限がないか要確認)を使おう。

なお、Serverと名乗りながら安価なWindows Home Server系は、接続数が少ない(Windows Home Server 2011で10)ので注意である。
あくまでもホームサーバーであり、ビジネスサーバーではない。

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