[115] NC-TGR03(エネループ充電器,セット名:N-TGR03AS)の比較 購入 レビュー 使用

2016年5月8日

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NC-TGR03(エネループ充電器,セット名:N-TGR03AS)の比較 購入 レビュー 使用

エネループ充電器 NC-TGR03(セット名:N-TGR03AS)の購入

ニッケル水素電池であるエネループを多数使っており、充電器は既に所有しているのだが、なぜ新しい充電器を買うのか?

それは、使用していた充電器が故障したからである。

# 人によっては、家と職場の両方に置いておきたいや、同時充電を行いたいからという理由もあるだろう。

使用していた充電器は、マクセルのMC-4FMHAであり、厳密にはエネループ用の充電器ではないのだが、どうもエネループ用の充電器と同じもののようだ(つまり、OEM)。

MC-4FMHA(マクセル)
お亡くなりになったMC-4FMHA(マクセル)

OEMという点については後述するとして、このMC-4FMHAが突然使えなくなった。

現象は、エネループを入れてコンセントに挿しても、充電ランプが点灯せず、充電されないというもの。

充電ランプだけの故障かもしれないとして、しばらくコンセントに挿し繋いでおいたが、充電はされていなかった。

ということで、エネループ用の充電器を購入することにした。

どのタイプのエネループ充電器を選ぶか?

エネループといえば三洋。

しかし三洋はパナソニックに吸収された。

なので、パナソニックの充電器を求めるべきか?とも考えたが、三洋の充電器がまだ現役のようだ。

# QE-PL201なんかは三洋のがなくなり、パナソニックのものに置き換わっている。

関連:iPadも充電可能なUSBモバイルバッテリー「QE-PL201(Panasonic)」

エネループ(電池)自体は、既に大量に持っているので、必要なものは充電器のみである。

充電器のみでの販売もあるが高いので、電池とセットになったものを買うことにする。

条件は、

・急速充電である。
急速充電器でないものは、安価ではあるが、充電時間が7時間とか掛かり過ぎ。
急速充電は必須。

・1本1本個別に充電ランプがある。
4本充電なのにランプが1つだと、接触不良があった場合に分からない。

・リフレッシュ機能がある。
エネループはメモリー効果が少ないようなので、気分の問題か。

・単四も充電できる。
所有している電池はほとんど単三であるが、一部単四もある。
よって、単四も充電できること。

・単三がセットになっている。
単四はあまり使用しないため。

こんなところだろう。

2つに絞った

生産終了のものも含めると多数あるが、以下の2つに絞った。

N-TGR01AS(最安価格:2,800円前後、2012年8月10日現在)

N-TGR03AS(最安価格:2,200円前後、同)

ともに末尾がASとなっているが、これは生産終了の旧モデル。

新モデルは末尾がBSとなっており、

N-TGR01BS(最安価格:2,600円前後、同)

N-TGR03BS(最安価格:3,400円前後、同)

である。

しかし、ここでの新旧はバッテリーの新旧(旧:HR-3UTGA、新:HR-3UTGB)であり、充電器は同じようだ。

今回は充電器が目的なので、価格の下がっている旧モデルでも問題ない。

で、選択したのは、N-TGR03ASである。

充電器の型式はNC-TGR03である。

もう片方のN-TGR01AS(充電器はNC-TGR01)と比べてみると、

N-TGR01ASが優れている点
単四が4本入る。
倍速だけでなく、3倍速充電が可能。

N-TGR03ASが優れている点
リフレッシュ機能がある。
残量チェック機能がある。

となる。

前者の単四が4本入るのは魅力ではあるが、先述のように使うのはほとんど単三なので、使う頻度は少ない。
3倍速は響きは良いが、3倍速で充電できるのは1本のみ!

後者の残量チェック機能は魅力で、故障したMC-4FMHAにはない機能だ。
コンセントに挿さないとチェックできないというアレなところはあるが。

この「電池残量チェック機能」に不具合が!(後述)

ということで、後者(N-TGR03AS)に決定!

N-TGR03ASが到着

N-TGR03AS(充電器はNC-TGR03)が到着したので、写真を載せておく。

薄いプラ板のパッケージ
薄いプラ板のパッケージ

充電器+充電池+説明書
充電器+充電池+説明書

放電しないようにフィルムが挟まれている
放電しないようにフィルムが挟まれている

残量チェックができるスロットは左から2番目
残量チェックができるスロットは左から2番目

リフレッシュを示すランプ
リフレッシュを示すランプ

NC-TGR03の裏面
NC-TGR03の裏面

側面にあるリフレッシュボタン
側面にあるリフレッシュボタン

電池はHR-3UTGA
電池はHR-3UTGA

電池を外したところ
電池を外したところ

単四は2本しかセットできない
単四は2本しかセットできない

NC-TGR03の使用感

まぁ、充電器なんで、使用感というのも何だが…

充電時のノイズ
ジーと音がする。
気になる人は気になるだろうから、離れたところで充電しましょう(笑)。

コンセントに挿さないと使えない残量チェック機能
数秒待たないとチェック結果が出ません。
しかも1度に1本しかチェックできません。

この「電池残量チェック機能」に不具合が!(後述)

充電時間が長い!
急速充電でも、単三4本で220分!つまり3時間40分!
これは仕方がないか…

MC-4FMHA(マクセル)とNC-TGR03(三洋)の比較

MC-4FMHAは三洋のOEMではないか、と上で述べたが、比較をしてみるとよく分かる。

外観が同じであるが、充電時のノイズも同じ(笑)。

以下、左がMC-4FMHA、右がNC-TGR03

(左) MC-4FMHA (右)NC-TGR03
(左) MC-4FMHA (右)NC-TGR03

共に単四は2本まで
共に単四は2本まで

リフレッシュランプ
リフレッシュランプ

リフレッシュボタン
リフレッシュボタン

裏面
裏面

両者の機能的な違いは、残量チェック機能の有無。

MC-4FMHA(マクセル)にはないが、NC-TGR03(三洋)にはある。

ということで、今回の買い替えにより残量チェック機能が追加された形となる。

充電に時間が掛かるので、多数充電する際は困る。

充電器を複数台買って、並行して充電するか?(笑)

電池残量チェック機能の故障?

上記少し書いた「電池残量チェック機能」について、

・緑色・・・使用できます

・橙色・・・少し使用できます

・赤色・・・充電してください

NC-TGR03説明書(Panasonic)

とあるが、充電終了直後のエネループをチェックすると、上記何れのランプも表示されない(=点灯しない)という状態となっていた。
充電直後であるから、本来は緑色に点灯するはずである。

別の容量不明のエネループを入れると、赤色に点灯するので、ランプの故障ではないだろう。
(ただ、何れも点灯しないという不具合があるので、赤色に点灯するからといって残量少とは言えない)

ニッケル水素電池充電器の不具合が、このところ続いている・・・

NC-M55(三洋の充電器)

NC-M55という、三洋の充電器がある。

これはeneloopではないニッケル水素電池用の充電器であるが、エネループの充電にも対応しているようだ。

NC-M55(三洋電機)
NC-M55(三洋電機)

NC-M55(三洋電機)
NC-M55の裏面

ただ、容量の大きいeneloop proには対応していない(満充電できない)ようだ。

このあたりの対応表(古い充電器含め)が公開されていたはずだが、どうも削除されたようだ。

最新の対応表はコチラ(Panasonic)

つい最近(2013年6月頭)まであったような気がするが…

元の対応表(リンク切れ)

元の対応表(PDF)(リンク切れ)

以下に消えた内容を付しておく。

手持ちの古い充電器が最新のエネループに使えるか?

今回のNC-M55のように、情報がないと困ることがあるだろう。

物理的には装着でき、充電も行われるだろうが、満充電できない等、正常に使えなくても、見た目では分からないから、困ったものだ。

そんな時に役立ててほしい。

現在発売中の三洋電機製充電器




























































































































充電器 単1形 単2形 単3形 単4形
HR-1UTG
eneloop
(5,700mAh)
HR-2UTG
eneloop
(3,000mAh)
HR-3UTGB
HR-3UTGA
HR-3UTG
eneloop
(1,900mAh)
HR-3UPT
eneloop plus
(1,900mAh)
HR-3UWXB
eneloop pro
(2,450mAh)
HR-3UWX
eneloop pro
(2,400mAh)
HR-3UQ
eneloop lite
(950mAh)
HR-4UTGB
HR-4UTGA
HR-4UTG
eneloop
(750mAh)
HR-4UWXB
eneloop pro
(900mAh)
HR-4UQ
eneloop lite
(550mAh)
NC-TGU01 約510分 約270分 約480分
(約240分)
約480分
(約240分)
約600分
(約300分)
約600分
(約300分)
約240分
(約120分)
約180分
(約90分)
約220分
(約110分)
約140分
(約70分)
NC-TGR03(N-TGR03BS) 約220分
(約100分)
約220分
(約100分)
約280分
(約125分)
約280分
(約125分)
約115分
(約60分)
約155分 約205分 約130分
NC-TGR01(N-TGR01BS) 約220分
(約110分)
(約75分)*
約220分
(約110分)
(約75分)*
約285分
(約140分)
(約95分)*
約285分
(約140分)
(約95分)*
約115分
(約60分)
(約40分)*
約200分
(約100分)
(約65分)*
約240分
(約120分)
(約80分)*
約140分
(約70分)
(約50分)*
NC-TGN01 約420分
(約210分)
約420分
(約210分)
約540分
(約270分)
約540分
(約270分)
約220分
(約110分)
約360分
(約180分)
約420分
(約210分)
約270分
(約135分)
NC-TGR02 約230分 約230分 約290分 約290分 約120分 約135分 約170分 約105分
NC-TGC01*
約420分 約420分 約540分 約540分 約210分 約360分 約420分 約270分
NC-TGL01*
約420分 約420分 約540分 約540分 約210分 約360分 約420分 約270分
NC-MDU01* 約280分
(約140分)
約280分
(約140分)
約380分
(約190分)
約380分
(約190分)
約150分
(約75分)
約120分
(約60分)
約140分
(約70分)
約90分
(約45分)

過去発売の三洋電機製充電器












































































































































































































































































充電器 単1形 単2形 単3形 単4形
HR-1UTG
eneloop
(5,700mAh)
HR-2UTG
eneloop
(3,000mAh)
HR-3UTGB
HR-3UTGA
HR-3UTG
eneloop
(1,900mAh)
HR-3UPT
eneloop plus
(1,900mAh)
HR-3UWXB
eneloop pro
(2,450mAh)
HR-3UWX
eneloop pro
(2,400mAh)
HR-3UQ
eneloop lite
(950mAh)
HR-4UTGB
HR-4UTGA
HR-4UTG
eneloop
(750mAh)
HR-4UWXB
eneloop pro
(900mAh)
HR-4UQ
eneloop lite
(550mAh)
NC-MR58 約220分
(約100分)
約220分
(約100分)
約280分
(約125分)
約280分
(約125分)
約115分
(約60分)
約155分 約205分 約130分
NC-M58 約220分
(約100分)
約220分
(約100分)
約280分
(約125分)
約280分
(約125分)
約115分
(約60分)
約155分 約205分 約130分
NC-TG1 約420分 約420分 約540分 約540分 約210分 約360分 約420分 約270分
NC-MDR02*
約230分 約230分 約290分 約290分 約120分 約135分 約170分 約105分
NC-M47 約13時間 約13時間 約400分 約540分 約400分
NC-RS20* 約12時間 約12時間 約12時間 約12時間 約12時間
NC-RS10* 約50分 約50分 約60分 約60分 約60分
NC-M70* 約30分 約30分 約60分
NC-MR57 約220分
(約100分)
約220分
(約100分)
約280分
(約125分)
約280分
(約125分)
約115分
(約60分)
約155分 約205分 約130分
NC-M57 約220分
(約100分)
約220分
(約100分)
約115分
(約60分)
約155分 約205分 約130分
NC-CP3* 約230分 約230分 約290分 約290分 約120分 約135分 約170分 約105分
NC-CP2* 約230分 約230分 約290分 約290分 約120分 約135分 約170分 約105分
NC-CP1* 約230分 約230分 約120分 約135分 約170分 約105分
NC-MR56 約220分
(約100分)
約220分
(約100分)
約115分
(約60分)
約155分 約205分 約130分
NC-ML1* 約240分 約240分 約120分 約255分 約190分
NC-M60 約130分
(約60分)
約130分
(約60分)
約165分
(約75分)
約165分
(約75分)
約65分
(約30分)
約70分 約90分 約55分
NC-M38 約12時間 約12時間 約6時間 約510分 約380分
NC-M55 約220分
(約100分)
約220分
(約100分)
約115分
(約60分)
約155分 約205分 約130分
NC-M54* 約270分
(約135分)
約270分
(約135分)
約140分
(約70分)
約110分 約85分

・電池、充電器とも販売終了モデルを含みます。


*NC-TGR01の1個の場合3倍速充電になります。


・(カッコ)内は、2倍速充電の時間


・2倍速充電は、1~2個となります。4個充電タイプは、1~4個の時間。2個タイプは、1~2個の時間。NC-TGU01は各充電ポケットに電池を1~2個セットした場合の時間を記載しています。


*NC-TGC01、NC-TGL01、NC-M47、M38は2個または4個の充電となります。


・「-」は適合電池ではないため使用しないでください。


・「△」は適合電池ではなく、満充電されません。


*付の充電器は充電器単体のみでの発売はいたしておりません。

エネループ プロ

その後、エネループ プロも購入した。

eneloop pro(エネループ プロ)
eneloop pro(エネループ プロ)

eneloop pro(エネループ プロ)は黒色のハイエンドモデルで、充電回数が少ない代わりに、容量が大きいという特徴を持つ。

スタンダードモデル:エネループ(白) 繰り返し使用回数:約2,100回 容量:min.1,900 mAh (BK-3MCCの場合)

ライトモデル:エネループ ライト(水色) 繰り返し使用回数:約5,000回 容量:min.950mAh (BK-3LCCの場合)

ハイエンドモデル:エネループ プロ(黒) 繰り返し使用回数:約500回 容量:min.2,450mAh (BK-3HCCの場合)

この三種類を比較すると、エネループ プロの使用回数が極端に少ないように思えるが、カメラのストロボなど、一回当たり長く(回数多く)使う場合は有効である。

エネループ ライトの「繰り返し使用回数:約5,000回」というのは…

てか、本当に五千回使えるのか?

# 昔のニッケル水素充電池は「300回使用可能!」としながら、数十回で逝った…
# エネループがそれを「打破」したのだが。

上表にもあるように、普通のエネループ(白)用の充電器NC-TGR03で充電可能だが、NC-M55(三洋電気)では満充電されない。

(左)eneloop pro と eneloop(右)
(左)eneloop pro と eneloop(右)

エネループ プロの詳細については、またの機会に。

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