[104] Core2 Duo E4x00(Allendale) – 廉価版初代Core2 Duo

2015年5月21日

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Core2 Duo E4x00(Allendale) – 廉価版初代Core2 Duo

Core2 Duo E4x00(Allendale)

デスクトップ向けの初代Core2 Duoには2種類あります。

2次キャッシュが4MBのConroe(コンロー)、2次キャッシュが2MBのAllendale(アレンデール)。

前者は

・E6700(2.66GHz)
・E6600(2.40GHz)
・E6420(2.13GHz)
・E6320(1.86GHz)

があり、

後者は

・E6400(2.13GHz)
・E6300(1.86GHz)
・E4700(2.60GHz)
・E4600(2.40GHz)
・E4500(2.20GHz)
・E4400(2.00GHz)
・E4300(1.80GHz)

があります。

E6x00だからといって、Conroeとは限らないということです。

では、E6400、E6300と、E4x00の、周波数以外の違いは何か?

FSBとVTの有無ですね。

前者のFSBは1066MHz、VT対応。

E4x00のFSBは800MHzであり、VTがありません。

ここにPentium Dual-Core、およびCeleron Dual-Coreが入ってくると、
極端に話がヤヤコシクなる…

Core2 Duo E4300(SL9TB)

E4x00では最も下の、E4300。

Core2 Duo E4300(SL9TB)

S-Spec:SL9TB
コードネーム:Allendale
プロセスルール:65nm
プロセッサ名:Core2 Duo E4300
クロック周波数:1.80GHz(200×9)
ソケット形状:LGA775
システムバス:800MHz
二次キャッシュ:2MB(2コア計)
TDP:65W
コア数:2

このE4400の2次キャッシュを半分に抑えたものが、
Pentium Dual-Core E2160です。

2次キャッシュの量による差を知る時に、比較に使えます。

CPU表面の文字の並びが、下の2つ(E4400とE4500)とは異なるのに注目。

Core2 Duo E4400(SLA98)

E4x00では下から2つ目となる、E4400。

Core2 Duo E4400(SLA98)

S-Spec:SLA98
コードネーム:Allendale
プロセスルール:65nm
プロセッサ名:Core2 Duo E4400
クロック周波数:2.00GHz(200×10)
ソケット形状:LGA775
システムバス:800MHz
二次キャッシュ:2MB(2コア計)
TDP:65W
コア数:2

このE4400の2次キャッシュを半分に抑えたものが、
Pentium Dual-Core E2180です。

2次キャッシュの量による差を知る時に、比較に使えます。

Core2 Duo E4500(SLA95)

E4x00では下(E4300)から3つ目となる、E4500。
上(E4700)からでも3つ目となります。

Core2 Duo E4500(SLA95)

S-Spec:SLA95
コードネーム:Allendale
プロセスルール:65nm
プロセッサ名:Core2 Duo E4500
クロック周波数:2.20GHz(200×11)
ソケット形状:LGA775
システムバス:800MHz
二次キャッシュ:2MB(2コア計)
TDP:65W
コア数:2

このE4500の2次キャッシュを半分に抑えたものが、
Pentium Dual-Core E2200です。

Core2 Duo(Allendaleコア)

初代Core2 Duoの中では廉価版として登場したCore2 Duo(Allendaleコア)。

その通り、安い端末に搭載されていました。

しかしその後、廉価版としてPentium Dual-CoreやCeleron Dual-Coreが登場し…

Celeron Dual-Coreの後期バージョンであるE3x00(Wolfdale)
およびPentium Dual-Coreの前期バージョンであるE2x00(Allendale-1M)には、
2次キャッシュが1MBですから勝っているものの、
Pentium Dual-Coreの前期バージョンであるE5x00やE6x00には2次キャッシュで並ばれ、
モデルによっては周波数で抜かされ、しかも45nmプロセスということでベンチマークでは負け…

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