[086] S.M.A.R.T.のC5,C6の値が上下するハードディスク
ハードディスクのS.M.A.R.T.の値が、増えたり減ったり(劣化回復)することがあります。
S.M.A.R.T.のC5,C6の値が上下するハードディスク
ハードディスクのS.M.A.R.T.の値が、
増えたり減ったりすることがあります。
C5:代替処理保留中のセクタ数
C6:回復不可能セクタ数
に注目してください。
ハードディスクは、Barracuda 7200.11(ST3500620AS)の不具合とファームウェアのアップデートで記事にした、
SeagateのST3500620ASです。
C5,C6の変化の様子
代替処理保留中のセクタ数:36
回復不可能セクタ数:36
↓ 減少 ↓
代替処理保留中のセクタ数:0(-36)
回復不可能セクタ数:0(-36)
↓ 増加 ↓
代替処理保留中のセクタ数:6(+6)
回復不可能セクタ数:6(+6)
↓ 減少 ↓
代替処理保留中のセクタ数:1(-5)
回復不可能セクタ数:1(-5)
さらに値を取り続けると、上記以外の値になり上下し続けます。
使用には問題ないようだが…
このハードディスクはファームウェアをアップデートする前から「注意」となっていました。
アップデートにより正常には戻りませんでした(期待しすぎ)。
一見使用には問題ないようですが、
値が上下(健康状態が劣化回復)し不安定なため、取り外しました。
何かあった場合「あの時、交換していればよかった~」となりますので(笑)
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更新履歴
- 2011.02.14 公開