CS-01(Plemo) トレッキングポール(登山用ポール)のレビュー
登山に於いて、トレッキングポール(登山用ポール)があるとないのとでは、体力の消耗具合が全く違う。
ポールの分、荷物が増えて重くはなるが、それを上回るだけのものがある。
上りの時だけ活躍しそうなイメージがあるが、下りにも有効。
特に足場の悪いところでは、ポールが3本目4本目の足となって、下りが困難な箇所でも下りることができることもある。
山を苦行の場とするならトレッキングポールなど御法度だが、そうでなければトレッキングポールを持参したい。
体力の消耗具合を抑えることで、より遠くへ進むことが可能になる。
今回入手したトレッキングポール(登山用ポール)は、以下。
PLEMO トレッキングポール 3段伸縮 アンチショック機能付き コンパクト 軽量アルミ製 登山 ハイキング ウオーキング バックパック旅行 雪山 アウトドア 2本セット CS-01
内容物は、トレッキングポール2本、キャップ2個、バスケット2個、固定用パーツ2個。
固定用パーツは2本を束ねるものだ。
説明書類が2片。
トレッキングポールは1本だけでも使える(杖がわり)ものだが、2本あると便利であり、本品は2本セットである。
同行者がポールを持っていない場合、自分の片方を貸すのもいいだろう。
先端は金属の突起(メタルチップ)になっている。
地面を捉える必要があるからだ。
だが、場所によっては地面を痛めるとの理由で、ポールが使用が禁止されている箇所がある。
この場合、先端にキャップを付けることで許可される場合もあるが、それでもNGなところもあるので、現地に向かう前に確認しておきたい。
なお、キャップを付けた状態で使っていると、知らぬ間にキャップがなくなっていることがある。
地面にキャップが刺さり、持ち上げた時に地面に刺さったままになってしまうためだ。
アマゾンなどで先端のキャップだけが売られているのは、それが理由。
抜けやすさを防ぐために、キャップはハメ込み式ではなく、ネジ込み式がいいが、本品はハメ込み式でありネジ込み式ではない。
脱着はラクだが、簡単に抜けてしまうだろう。
但し、ネジ込み式であってもプラスチックである以上、変形して抜けてしまうので、先端にボロ布などの巻き、テープ等で補強して使っている人も多い。
室内の床に傷が付かないよう、机の脚に靴下を履かせてるようなものか。
また、キャップ内部のメタルチップが当たる部分に、金属板があるものが好ましい。
これがないと、キャップを付けて使った際、メタルチップがキャップを突き破ってしまう。
本品はキャップ内に金属のワッシャーが入っており、これを防いでいる。
地面が泥や雪の場合、そのままでは埋もれてしまう。
それを防ぐため、傘のようなバスケットが付いている。
この大きさは深雪用ではないが、多少の雪なら役立つだろう。
雪のない季節に付けていると抵抗にしかならない(無駄)ので、取り外して使用する。
本品は68㎝-135㎝の間で伸縮可能で、段数は3段。
最長は135㎝であるが、これは身長に合わせよう。
長さの指標が記されているので、左右を同じ長さにしやすい。
上りは向かう地面が上にあるので短めに、下りはその逆で長めにする。
その固定方法には、回転でシメめるのと、レバーでシメるのがある。
回転式を持っているが、シメ方にクセがあることと、グローブをしていると滑ってしっかりシメられないことがあるので、本品のレバー式(クイックロック)が楽だろう。
レバーを起こすと開放、倒すと固定なので、操作がラク。
回転式だと、長さを変えるのが面倒で、つい不適な長さのままで登山を進めてしまいがちだ。
グリップは握りやすく、カタめのスポンジ素材(二重密度EVA)で、非常に握りやすい。
また、実際の登山では、グリップを握らず、グリップ上面を掌で抑える形で使うことも多い。
急斜面を下る際に、そのような使用方法になるが、本品はそれにも適応する形状である。
急斜面を上るには、トレッキングポールがないと無理(土であっても滑る)な箇所も多い。
トレッキングポールを短めに調整し、突き刺しながら進む。
この時、トレッキングポールを落としてしまうと回収不能どころか、その後動けなく場合もある。
そのため、手首部分にストラップがあるので、その輪に手を通し、引いてシメよう。
そうしておくと、手から離れても、トレッキングポールは残る。
但し、本品のストラップはシメてもスグに緩んでしまうので、安全ピン等で補強する必要がある。
あまり強力にトレッキングポールが手に固着してしまうのはそれはそれで危険なので、程度を考えよう。
なお、トレッキングポールは登山の補助器具であり、その強度は限られている。
本品は航空機グレードのアルミニウム(7075)合金素材(ジュラルミン)で強度はあるが、全体重をかけるものではない。
また、新品で本格的な山に上るのではなく、近くの低山などで何度か使ってからにすべき。
靴と同じように、自分に合っているかの確認や、使用方法の把握という意味がある。
初期不良の懸念もあるので、数回使ってみて、問題なければ本番に登用だ。
無事帰宅したら、先端の泥を落とし、軽く水洗いしてよく乾かすこと。
乾燥を確認したら、キャップをシメて保管、次回の活躍を待とう。
金属が使われているので、湿度の高い場所には保管すべきではない。
登山をしてみたいが、体力的に…という人は、低山でもいいので、トレッキングポールを持って出てみよう。
しばらくをトレッキングポールを使って、その後しばらくをトレッキングポールなしで歩いてみれば、その効果が分かるハズだ。
実測重量(到着時の2本の全重量):607g
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